「森永アロエヨーグルト」は「森永こんにゃくヨーグルト」だったかもしれない!? 誕生までの開発ストーリーとは？

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マイナビウーマン
2025年2月13日11時58分

森永乳業は2月4日、森永アロエヨーグルト発売30周年を記念して、「『森永アロエヨーグルト』30周年記念取材会」を開催しました。取材会では、担当者から森永アロエヨーグルトの誕生から現在までの歩み、開発秘話などについての説明のほか、新TVCMや新パッケージのお披露目が行われました。

森永アロエヨーグルトが誕生30周年を迎えリブランディング

手前3つが森永アロエヨーグルトの歴代パッケージ。後方にひとつ置かれたものが、今回発売となる新パッケージ

1994年12月10日に誕生した森永アロエヨーグルトは、2024年12月に30周年のアニバーサリーイヤーを迎えました。現在子育て中のパパ・ママのなかには、「子どものころによく食べた」「部活の後や塾の前の小腹満たしによく手に取った」という人も多いのではないでしょうか？

今回開催された取材会では、知ってるようで知らない、森永アロエヨーグルトの開発秘話についての説明がありました。

「ナタデココブーム」の次を担う食材を探せ！

森永乳業食品開発研究所発酵乳研究室永里さんによると、「開発部隊のミッションとしては、1990年代のナタデココブームの次を担う新素材を探していました。新素材の候補としては、こんにゃく、タピオカ、ジンジャー、海藻などを検討していました」と話します。そこでたまたま出合ったのが、とあるフードショップで見つけた「アロエシロップ漬け」。

森永アロエヨーグルトの開発ストーリーについて説明する、森永乳業食品開発研究所発酵乳研究室永里太暉さん

「当時アロエというものは、民間療法の塗り薬やせっけんといった美容系の日用品としてのイメージで、食品とは異なるイメージのされ方でした。しかし、一部のナチュラル思考の人たちには、アロエ自体に含まれるビタミンやミネラルを直接摂取することで美容効果を期待するような考え方がありました」（永里さん）

それを踏まえて、森永乳業は「食べるコスメ」としてアロエヨーグルトの開発をスタート。今では違和感がありませんが、発売当時は「『植物』を連想させる緑のパッケージは不評だろう」と、社内外から冷たい反応だったんだとか。しかしいざ発売すると、意外にも新しいもの好きな若い女性にヒットし、発売からわずか1年でフルーツヨーグルト市場トップの地位を確立しました。