東京の目と鼻の先「都心から一番近い道の駅」へ行く 食のバイヤー何者? 東欧の食材まで
- 乗りものニュース |

道の駅というと、ちょっと遠いところでドライブがてらに寄るイメージがあるかもしれませんが、実は東京都心から公共交通機関だけでふらりと行ける場所もあります。都心から一番近い道の駅へ行ってみました。
都心からすぐ バス停名もそのまま「道の駅いちかわ」
千葉県市川市にある「道の駅いちかわ」は、2018年にオープンしたまだまだ新しい道の駅。公式ウェブサイトによると、「『日本初の都市型道の駅』として、ショップ、レストラン、カフェ、ラウンジ、カルチャースペース、スタジオ等他の道の駅にない魅力が揃っています」とのことで、一般的な道の駅とはどう違うのかと、筆者(古屋啓子)は期待が高まります。
ちなみに、2021年秋にオープン予定の「豊洲MiCHiの駅」(東京都江東区)も「日本初の都市型道の駅」を謳っていますが、こちらはもはや、ひとつの街を形成するほどのレベルであり、「スーパーハイパー都市型」とでも呼びたくなります。今回は「道の駅いちかわ」を紹介します。
キッチンカーも出店する賑やかなエントランス(2021年6月、古屋啓子撮影)。
JR総武線で東京都を出てひとつ目が市川駅です。同駅から松戸方面行きのバスに乗ると、10分ほどで到着します。最寄りのバス停名もそのまま「道の駅いちかわ」なので、迷うことはなく安心です。外環道とともに整備された国道298号沿いにあります。
遠目から見てまず圧倒されたのは、駐車している大型トラックの多さ。48台分あるという大型車駐車場はほぼ満車状態で、高速道路のSAかと思うほどです。入口前ではキッチンカーが大音量で音楽を流しながら、焼きそばやから揚げなどを販売していました。
「長距離ドライバーさんで混み合っているのでは?」と少々身構えてしまいましたが、建物に入ると意外にもドライバーの姿はほとんど見受けられず、建物の中と外でのイメージがだいぶ違うのが不思議です。入って右手には、市川の特産品が揃うという広い物産コーナー「メルカートいちかわ」が、左手には飲食コーナーがあります。
野菜のほか実は海苔も特産品 「幻の海苔」とも
まずは物産コーナーをチェック。採れたての地野菜が並びます。秋になったら名産品の梨も登場するでしょう。自販機にも梨がデザインされ、しっかりPRされている印象です。特に、市川のこれからの農業を支える若手農家チームが作ったという野菜は、作り手の顔写真も掲載されています。トマトやキュウリ、青唐辛子などの夏野菜に、葉つきビーツ、生で食べられるケールなど珍しい野菜も並び、筆者はついつい興奮してしまいました。すでにカゴが満杯ながらも、まだ品定めをしている人も見受けられました。
市川は海苔の名産地でもある(2021年6月、古屋啓子撮影)。
野菜だけではありません。あまりイメージがなかったのですが、市の南部が東京湾に接し、漁港を抱える市川は海の幸にも恵まれています。海苔コーナーに置かれた「行徳海苔」は、江戸前で風味が強いとして好まれる「千葉海苔」の中でも良質ながら生産量が少なく、「幻の海苔」ともいわれているそうです。
「道の駅いちかわ」に並ぶ特産品は、市川産のほかにもありました。例えば八街の落花生、香取の醤油、銚子のぬれ煎餅、そのほか県内の地酒など。千葉県のキャラクター「チーバくん」グッズもありました。さしずめ千葉県のアンテナショップのような趣きです。
ハイレベルな食のセレクトショップ? 思いがけない逸品も
さらに驚かされたのは、県、そして国をも越えた食品の数々が集められているコーナーです。奄美の黒糖に丹波の黒豆菓子、山形の熟成サラミに西表島の釜炊き塩。クロアチアのフィグケーキにラトビアのライ麦パンとオイルサーディンなどなど。「こちらのバイヤーはいったい何者?」と思いつつ、筆者はこのところずっと探していた干し椎茸ソースを見つけ、感激しつつ購入しました。もはやハイレベルな食のセレクトショップそのものです。
クロアチアからラトビアから……。まさかの品揃え(2021年6月、古屋啓子撮影)。
最後に飲食コーナーをのぞいてみました。しっかり食事したい人向けには、イタリアンレストランの「トラットリア・アルポンテ」。こちらは、日本イタリア料理協会副会長の原 宏治氏がオーナーシェフを務める日本橋浜町の名店「アルポンテ」の姉妹店で、原シェフ自らがディレクションする本格イタリアンです。時節柄、酒類の提供はできないということで、せっかくのワイン棚にも大きくクロスされたテープでその旨が書かれています。
ちょっと休みたい人向けなのが「いちcafe」で、トーストやホットドッグなどの軽食がいただけます。
ほかにも「道の駅いちかわ」では、平時はカルチャースクールなども行われています(コロナ禍の現在は休講中)。休憩機能のみならず、道の駅には情報発信や地域連携などの役割も求められていますが、それは「都市型」でも同様のようです。
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