子育て世代の6割超がもはや購入せず！自分が子供の時は当たり前だったけど…「高い」「時間がない」を理由にやめたものとは？

自分が子どもだった頃は、両親が家で新聞を読んでいるのが当たり前だったという子育て世代は多いでしょう。しかし、新聞離れと言われる現在、状況が変わってきているようです。今の子育て世代は新聞の定期購読をしていない家庭も少くないことが、アンケートによってわかりました。その背景には切実な問題もありそうで……。

今回、編集部では小学生以下の子どもをもつパパ、ママを対象に、新聞の定期購読に関するアンケートを実施しました。その結果をお伝えします。

現在、新聞を定期購読していますか？

現在、新聞を定期購読しているかどうかを聞いたところ、定期購読をしているという人は36％で4割を切り、定期購読をしていない人の方が多数派であることがわかりました。

定期購読していない人を詳しく見ると、「定期購読したことがない（実家はしていたが、自分ではしたことがない）」が39％で最多となっています。次いで「以前は定期購読していたが、今はしていない」が18％。「定期購読したことがない（実家もしていなかった）」は8％でわずかでした。

実家を出て1人暮らしを始めたときに、定期購読の契約をしなかった人が多いと想像されます。結婚を機に定期購読を始めるということもありそうに思いますが、意外にもそういったケースはそれほど多くなさそうです。

新聞を定期購読しない（定期購読をやめた）理由は何ですか？

（複数回答）

現在、新聞を定期購読していないという人を対象にその理由を尋ねてみました。すると、新聞の質とは別の問題で定期購読していない人がほとんどだということがわかりました。詳しく見てみましょう。

「役立つ情報が少ない・面白くない」は13％で、新聞の内容に不満を持つ人はそれほど多くありません。理由の上位にあがったのは、回答が多い順に「購読料が高い」（51％）、「テレビやニュースサイト・アプリなどで情報を得られるから」（48％）、「読む時間がない」（44％）、「読む習慣がない」（41％）です。

どうやら、新聞を定期購読しない主な理由は、お金や時間の余裕がないことと関係しているよう。子育て世代の家計の厳しさや、仕事に家事・育児で忙しい生活の状況が垣間見えます。また、スマホでいつでも情報が得られる今、落ち着いて新聞を読むよりも、隙間時間を利用してニュースを得る方が楽、という人が増えているのかもしれません。

まとめ

今回のアンケート調査では、新聞を定期購読していない子育て世帯が約6割という結果となりました。さまざまなモノやサービスの値上げが続く昨今ですが、新聞も例外ではありません。昨年には原材料費の高騰などを理由に、各社が値上げを行っています。購読料はだいたい4,000円～5,000円が主流のようですが、これが毎月の出費となると「高い」と感じる人が多いことがわかりました。

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マイナビ子育て調べ
調査日時：2024年4月18日～21日
調査人数：174人（小学生以下の子どもがいる20代～40代までのパパ・ママ）

（マイナビ子育て編集部）

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