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人材業界に誇りを持って勤続22年。「doda」副編集長が歩んできた「はたらく人々を支え続ける」キャリア

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取材・文:ミクニシオリ
撮影:渡会春加
編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部

あなたは、自分がはたらく理由に納得感を持っていますか?

少子高齢化が進む現代社会では、労働者の負担がどんどん大きくなっていくことが予測されます。ただでさえはたらくのは大変なことなのに、好きなことを仕事にできる人がどれほどいるか……そう疑問を持ったことがある人も少なくないかもしれません。

「そんな社会を変えたい!」

そう断言してくれたのは、パーソルキャリア株式会社で顧客支援部門の統括部長を務めながら、転職サービス「doda」の副編集長も兼任している川嶋由美子さん。新卒から務めているパーソルキャリアで600人以上が所属する部門を統括し、私生活では2児の母でもある彼女は、「誰もが自分のキャリアに自信を持てる社会」を実現するための活動も行っています。仕事にやりがいを感じてはたらき続けている彼女のストーリーを掘り下げていくと「納得感のある人生」を送ることの大切さも見えてきました。

川嶋由美子さん

2002年、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)に入社。キャリアアドバイザーとして12年間、転職希望者のキャリア支援に携わりつつ、2007年にマネジャー着任。その後、組織開発統括部 エグゼクティブマネジャーに就任し、人材育成と組織開発を牽引。2023年4月、doda副編集長 兼 プロジェクトエージェント統括部 エグゼクティブマネジャーに就任。2023年10月からは、ハンティングエージェント統括部エグゼクティブマネジャーも兼務。プライベートでは2児の母。女性のはたらき方やキャリアについても発信している。

■「敷かれたレールに従う人生」から脱線したかった少女時代

Q.1 幼少期はどんな性格でしたか?

サラリーマンの父、専業主婦の母の間に生まれ、2人兄妹の下の子として育ちました。昔から感情表現をはっきりするタイプで、自由で活発な子どもだったように思います。

Q.2 思春期は学校でどんな存在でしたか?

親の意向もあり、小学校から私立の女子校に進学しました。校則が厳しいことをかなり窮屈に感じていて、時に、公立で自由に過ごす兄への憧れから、はめを外してしまい先生や両親に怒られたことも。やんちゃな子どもでしたし、学校ではリーダーを任される機会はあまりありませんでした。

ただ、日常生活に飽き飽きしていたこともあり、課外活動はなんでも手を挙げていましたね。高校では短期留学プログラムに選ばれ、1カ月間アイルランドに滞在しました。

Q.3 学生時代に注力したことはなんですか。

レールに乗って進んでいく感覚があったエスカレーター式の学校からどうしても離れたくて、大学は外部受験を決意。生まれて初めて責任を持って自分の進学先を決めました。高校まではアルバイトが禁止だったこともあり、大学では興味のある分野にはなんでも率先して挑戦しました。イタリアンレストランや塾のチューターなどを経験し、その中で自分が人見知りしないこと、人前で話すことが苦ではないことなどを自覚しました。

Q.4 就職活動の軸を教えてください。

大学で心理学を専攻する中で、どうしたら心が病んでしまう人を減らせるのかを考えるようになりました。人が心を病むのは特別なことだとは思いません。だからこそ、環境や人間関係のかけ合わせ次第で、人生の幸福度は大きく変わるはずだと考え、人材紹介の分野に興味を持ちました。

当時の株式会社インテリジェンスはまだベンチャー企業でしたが、面接を進めていく中で「きっとこの会社は成長する」という確信を持つことができ、入社を決意しました。歴史のある大企業よりも自由を感じられたことも決め手になりましたね。

■「結婚したら辞める」と思っていたのに……人材業界に魅せられて勤続22年

Q.5 これまでのキャリア変遷を教えてください。

2002年に新卒で入社し、最初はエンジニア派遣事業で新規営業を担当。毎日飛び込み営業をして、遅くまではたらいていました。3年半後には社内異動制度を活用して、ずっと興味があったキャリアアドバイザー部門へ異動し、アドバイザー経験を経て管理職に昇進しました。その後、2回の産休・育休を取得し、2018年に立ち上げから関わった育成部(新入社員向けの教育部門)で部長、2020年に組織開発統括(企画部門)の立ち上げと統括部長を務め、2023年からdoda 副編集長を兼務するようになりました。

Q.6 初めてリーダー職を経験した時の心境を教えてください。

当時は必死にはたらいて成果を出していたこともあり、リーダー職を務めることは自然な流れだと受け止めていました。その頃にはもう仕事を楽しんでいましたし、成果を出すことで自分が発言できる機会が増えていくことに面白さも感じていました。母が専業主婦だったこともあり、入社当時は結婚したら会社を辞めるものだと考えていましたが、結婚する頃には仕事を辞めるという選択肢はなくなっていましたね。

Q.7 リーダー職についてから大変だったことはありますか?

当初は、人に任せることに難しさを感じていました。だけど、任せないと部下も会社も成長できない。ジレンマはありましたが、部下との信頼関係が育っていくに連れて、彼らの成長に喜びを感じられるようになりました。

それよりも、子どもを持った時の不安の方が大きかったかもしれません。会社や仕事はどんどん進んでいくのに、産休・育休をもらっている時は私だけが社会から取り残されているように感じました。だけど、1年経って復帰してみたら、意外と自分も周囲もあまり変わっていなかったので、2回目は安心して産休を取得できました。

Q.8 仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?

私は、より難しいことに挑戦し、目標を達成することにやりがいを感じます。管掌領域や持たされる予算もどんどん増えていくので、昇進するたびにできないことや大きな壁にぶつかるのですが、試行錯誤して乗り越えていくのもまた面白いんですよね。

キャリアアドバイザーをしていた頃は、目の前にいるお客様に幸せになっていただくことが日々のやりがいでした。現在はエンドユーザーの方々との距離は遠くなってきていますが、自部門のメンバーがちょっとずつやり方を変えてくれることで、3カ月後に大きな数字につながることもあります。

もともと同じことを繰り返すのが苦手なこともあり、やり方を変えながら効率化して成功する時は達成感がありますし、今はdoda副編集長として、同業他社とともに業界全体に良い影響をもたらすことができるよう、日々大きな責任とやりがいを感じています。

Q.9 1日のタイムスケジュールを教えてください。

業務時間のほとんどは社内会議ですが、日によって取材対応や講演会、イベントなどに登壇することもあります。今は子どもが2人いるので、なるべく残業はせずに帰宅して、食事の用意など一通り家事を終えた後に、また仕事をすることもあります。

弊社はリモートワークもできますし、下の子が小学生になってからは子育てからも少し手が離れるようになったので、やっと自分の時間も持てるようになってきました。身体を動かすことが好きなので、週に数回はジムに行ったり、テニスなどのスポーツも楽しんだりしています。

■人材・転職業界の「存在理由」に誇りを持って。全てのはたらく人に伝えたいこと

Q.10 プライベートのお悩みはありますか?

少し前までは、子どもが急に病気になると計画通りに仕事や家事が進まないことに頭を悩ませてきました。何度も失敗するうちに、仕事だけでなく家庭も計画や事前準備が大切だと考えるようになり、子どもの体調を注視し、風邪を引く前に業務調整を行うようになりました。

私にとって、たとえば来年度の事業計画を策定することはとても大切ですが、それと同じくらい、子どもの遠足のお菓子を買うことや、なくなった絵の具を買い足すことも重要です。会社からしたらどうでもいいことでも、我が家庭や息子にとっては譲ってはいけないことだと思っています。

体調面が心配な時は前日の夜に引き継ぎメモを作ったり、保育園で病気が流行していると聞けば、多めに食材を買っておいて3日先の食事計画を組んだり……といった工夫は子どもが大きくなった今も続けていますが、常に予測を立てて行動するようになってからは、大きな悩みはあまりなくなりましたね。

Q.11 今後の展望を教えてください。

私自身は人材の業界で誇りを持ってはたらいているので、この業界の価値やすばらしさをもっと広めていくことが一つの目標です。仕事は人生の中でも多くの時間を投下するのに、なんとなく決めてしまったことで、不安や不満をたくさん抱えている人も多いと思います。はたらくことそのものは時につらいこともありますが、 自分で意思決定して進めたことが報われて、それが報酬につながっていく“いいサイクル”に入れば、人生が豊かになっていくと思っています。

できれば全ての人が、自分のはたらき方を選択する「キャリアオーナーシップ」を大事に考えられるような社会をつくりたい。だからこそこの仕事は面白いんです。納得感のある仕事選びを応援する私たちの仕事の面白さや責任を、もっと世の中に広めていきたいですね。

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