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小田急の“新型ロマンスカー”は「80000形?」「展望席付きで分割対応?」観光&通勤の二刀流か 期待と予想の声続々!

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  • 乗りものニュース
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小田急電鉄が、新型ロマンスカーの設計に着手しました。SNSでは早くも期待の声が上がっています。

9月2日に設計着手

 2024年9月2日、小田急電鉄が新型特急ロマンスカーの設計に着手しました。SNSでは早速、様々な声が上がっています。

Large 240909 oerromance 04特急ロマンスカーの50000形電車「VSE」(画像:写真AC)。

 同社によると、新型ロマンスカーの位置付けは、通勤客向けの30000形電車「EXE」の代替であり(リニューアル編成「EXEα」を除く)、観光客向けの50000形電車「VSE」(2023年引退)の後継といいます。

 EXEは1996年に登場。10両編成時の定員は、小田急の特急形で最大の578人で、さらに6+4両の分割運用もできることから、観光だけでなく通勤や買い物の足など、柔軟に運用されています。車体色は、光の角度などで微妙に表情を変える「ハーモニック・パールブロンズ」です。なお、リニューアルした「EXEα」という編成も使われています。

 VSEは2005年に登場。ロマンスカーの代名詞でもある展望席をはじめ、客室は約4mの連続窓を採用し、ドーム型天井やゆとりあるシートピッチにより居住性の向上を図りました。連接台車や車体傾斜装置、コンパートメント形式の「サルーン」なども特徴です。車体はシルキーホワイトに、バーミリオンオレンジの帯を巻いていました。小田急ロマンスカーの代表車両として活躍しましたが、2023年12月に引退しています。

 小田急によると、新型ロマンスカーの車両デザインは、COA(コア)一級建築士事務所と検討を進めるといいます。同事務所は「伝統を継承しながら進化を続けてきたロマンスカーに、新しい息吹を吹き込み、多くの人々に愛される車両デザインを目指します」とコメントを寄せています。

 また、車両設計は、これまでのロマンスカー製造に関するノウハウや実績を有する日本車輌製造が担います。

 このように新型ロマンスカーは「通勤向けEXEの代替で、観光向けVSEの後継」という設計思想の大きく異なる車両2種の系譜を受け継ぐことになります。

 9月9日に設計着手が発表されると、SNSでは「わぁ、楽しみ!」「30000+50000=80000形になりそう」「VSEの後継ってめちゃくちゃハードル上がるぞ」「展望席付きで分割併合にも対応するのかな」「前面展望席とミュージックホーンは必須!」といった、期待の声が多数ありました。

 一方で「未更新EXEがついに…」「未更新をあと5年使うってことだよね」など、EXEの今後を気にする人もいました。

 小田急は、今後約1年をかけて、新型ロマンスカーのコンセプトやデザインの検討を深化させるといい、公表できる情報は整い次第、都度発信していくといいます。

 2027年4月には、新宿と小田原を結ぶ小田急小田原線が、営業開始100周年を迎えます。小田急は新型ロマンスカーについて、「次の100年を牽引する新型車両」として、2029年3月の運行開始を目指すとしています。

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