【ラヴ上等2考察】魔性の女? 童貞男? 漢なヤンキー女子VS圧倒される男子の戦い
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※このコラムは「ラヴ上等」シーズン2 エピソード1〜7のネタバレを含みます。
■自分のやったことがそのまま自分に返ってくる。まるで日本昔ばなしの展開
美容師・たいちゃん激詰め事件は、キャバクラ勤務・ひかるによる発言が発端となりました。その話がきっかけとなり、たいちゃんは筋が通ってないと女性陣に囲まれてしばかれたわけですが、今のひかるも3人の男性にいい顔をしているとも捉えられる状態です。
そうした行動は男性陣の知るところとなり、ひかる、たいちゃん、そしてラッパー・アリーの3人で話し合うことになります。
たいちゃんが不誠実であるかのように焚き付けて彼に地獄を見せたひかるですが、その状況が自分にそっくりそのまま返ってくるとは、まるで日本昔ばなしのような因果応報の展開です。
この話し合いに当事者の1人である坊も入れたげてよ……と思うのですが、この人選はひかるが狙ってのことなのか、たまたまなのか。
■欠席者裁判。坊を抜いたことで見えたひかるのずるさ
たいちゃんとアリーには、「坊との関係は終わらせる」と宣言していたひかる。しかし、実際は切るどころか坊に気を持たせるような発言をしていたことを指摘されると「言えなかった。(坊に)これからの俺を見て欲しいって言われて」と、坊に強くアピールされたから切れなかったという言い訳をするのです。
画面に映っていないだけで最終的にそのような発言があったのかも知れませんが、「坊だけの良さがある」と自ら切り出し、関係を続けようとしたのはひかる。
たいちゃん激詰め事件の発端となった「(バー勤務・まりりんの)手紙に個別で応えるつもりはない」という発言も独占欲から来るものだと思うと、どこまで正確だったのか、ますます怪しくなってきました。
しかし、そんなこととはつゆ知らず、たいちゃんはひかるを好きなんですから皮肉なものです。
■なぜひかるがここまで曖昧なのか、ひかる側の理由
一方で、ひかるの立場に立って考えると、おそらくまだ誰のことも恋愛的に好きじゃないからこうなってるんですよね。だから行動に一貫性がなく、その場の気分で動く。逆にそれが男性側からすると読めなくて、どんどんハマってしまうのでしょう。
最たる例は、バレンタイン。アリーのチョコを一番に受け取ったのは、校内放送の発言がかわいかったから、というその時の気分でそれ以上の意味はないのですが、アリーにとってはドーパミン大洪水。
ひかるとしても、この中で恋をしたいと思いつつ、誰とも恋愛的な好きまで感情が育たないから苦しい。だから今答えを求められても何もないし、誰も好きじゃないとははっきり言えない。どうにか恋に発展しないか、可能性のもとに行動してしまうのではないかと……。
とは言え、発言が矛盾しているのは良くないですが。そうこうしているうちに、モデル・るるに話しかけられたたいちゃんはすぐに心変わりし、いなくなってしまいました。
にしても、たいちゃんちょろいな? 好意を見せられたら、すぐ好きになっちゃう。最初に受け取った手紙をひかるからだと勘違いして始まったたいちゃんの恋ですが、初手でまりりんだと理解して受け取っていた世界線も気になります。
■ひかるのサウナの指名から垣間見える本心
指名権を得たサウナタイムでは、アリーを選んだひかる。たいちゃんに多少なりとも恋愛的な気持ちがあるなら関係を深めるために彼を選んだはずですが、男に見えるとはいえ、たいちゃんをそこまで好きになってはいないんでしょうね。まりりんに行ったアリーを取り戻し、ギクシャクした関係を解消させることを優先した訳ですから。たいちゃんも自分が選ばれると思って期待した顔をしていたように見えます……。
早速始まるサウナでの弁明タイム。「(過去の恋愛で)浮気とかもあったし慎重型なの」と言って選べない状況を正当化していましたが、ひかるの性格的に気に入った男性がいたら慎重どころか男性の横をがっつり独占しにいくタイプだと思うんですよね。まだ誰にも気持ちがないから行かないだけ。
「慎重型」という表現も、真剣に男性を「選んでいる」というポジティブさと可能性を持たせる言い方で、やっぱり転がすのがうまい。実際は恋愛感情が育たなくて「選べない」というネガティブな状況のはずですが、そうは言わない言葉選びのうまさがあります。
■逃げると囲い込みたくなる、ひかるの性質がまたも発動
「俺が一番だから迷わないでいいんだぞ」というアリーの発言に対する、「だって迷わせにきてるやん」もずるくてうまい。迷っているひかるが悪いのではなく、迷わせている男性が悪いというすり替え。好きな女にこれ言われたら、素直なアリーは言葉通り受け取って、またひかるを待つのでしょう。本当に転がし上手。
嫉妬で燃えるタイプだとひかる自身も言っていましたが、今まで忠犬のようにひかるを追っていたアリーが一度他に行ったのは、いい起爆剤になったのでは。他の男性に対しても、別の女性に行きそうになるとキープの餌やりに行ってましたもんね。逃げると追いたくなるタイプなら、男性陣はもう一回くらい嫉妬させる出来事を仕掛けても良さそう。
サウナでの対応が功を奏し、アリーの気持ちがひかるに戻ったのを確信してからは、ひかるは一気に満面笑顔かつハイテンションに。
アリーもサウナでまりりんを抱いた時より、ひかるとハグした時の方が断然笑顔で、自分の気持ちに気づいたようでした。
■ラヴ上等2で「だれよりも漢!」な、るるの性格
モデル・るるは0か100かで、本当に竹を割ったような性格をしています。男性陣のオムライスのケチャップを書く場面でも、ひかるが今の状況から辞退しようとすると、「誰か一番はいるはず」と逃さないるる。嫌なら無理に書かせなくていい場面でも、グレーは許しません。
だからこそ自分の過去や汚点も、自ら全てさらけ出します。浮気する性格も、はーちゃんへの負の感情も、整形も、発生した事実は全て伝えることが誠意であり、嘘をつきたくないのです。良くも悪くも、誰よりもまっすぐで筋を通したい、漢な性格なのがるるであるように思います。
あまりに正直すぎて、「浮気ってうちは絶対治んないと思うんだよね」と、あまりに自信を持って言うので、一瞬聞き手が混乱するほど。しかし、それに対するバー経営・LEOの「関係ない。大丈夫やて。正したるわ」という全てを包み込む言葉は本当にかっこ良かった。LEOは常に言動がパーフェクト。嘘がなく誠実、かつ漢です。
るるはこんなにまっすぐな性格なのに、逆にここまで浮気をしない自信がないのもなんだか不思議です。これほどまでにまっすぐであれば、恋人を傷つけるのは筋が通っていないと浮気を避けそうなものですが、それよりも自分に湧き上がった一時の感情と欲求を抑えることの方が、自分に嘘をつくことになるのでしょうか。ここの価値観を深掘りしてみたいところです。
■まりりんだけが魔性の女扱いされてしまった理由
次々に事件が起きる、今回の「ラヴ上等」シーズン2。まりりん魔性疑惑事件もなかなかの見応えでした。男性陣ほぼ全員が「まりりんからアプローチされた!」と、疑心暗鬼になるという気の毒でならない事件。
まりりんに気になる人を質問していたマー君。特に答えなかったまりりんですが、「顔とかは?」と聞かれると、マー君が元彼にそっくりだと答えます。
マー君が気になるとは言っておらず、顔の質問をされたから「元彼に似てる」という事実を答えただけなのに、マー君は前段の文脈とこの回答をにつなげ、アプローチされたと勘違い?
これを発端に、まりりんはほぼ全員の男性に気を持たせてちょっかいをかけている、調子のいい女扱いをされてしまいます。
時系列が分かれば、まりりんにそんなつもりはなく、その時気になる人を知るために素直な気持ちを伝えているだけで、大きな嘘はないと分かるのですが……。恋リアとしても平常運転の行動ですし、他女子メンバーも同様のことをやっています。
むしろ、できることならマー君には男性陣の誤解を解く側に回って欲しかった。まりりんはマー君に、みんなの関係が出来上がっているから動きづらいことや、アリーに一度行った後、「アリーはひかるっぽいから、第一印象信じてたいちゃんに行ってみる」といった相談もしていたわけで、誰彼構わず全員にアプローチしているわけではないことを知っていたはずなのですから。
一方でアリーに関しては、まりりんをサウナに誘い「俺のことちゃんと見て欲しい」と気を持たせることを言ったのに、結局すぐひかるに戻ってしまったのは、同じく調子のいい男ではないのでしょうか? みんなまりりんを責められる立場にはないはず。
ただ、なぜこの騒動が起きたかというと、男子メンバーがみんな一途なんですよね。ほとんどが最初に決めた相手にまっすぐブレずにアプローチしているので、まりりんの行動が余計にフラフラしているように見えて理解が得られなかったのかも……。やっぱり女子と話すの童貞か?
■まりりんの行動の癖と、それが抱える危うさ
もちろん、まりりんの保護者、るるとキャバクラ勤務・あっすんが黙っていません。我が子の不当な扱いに異議を唱えるために男性達を呼び出します。
しかし、彼女達は若干モンスターペアレンツみがあるので、毎度男性陣側の意見を聞かずに、まりりん側のみの意見で決めつけて断罪してしまうのがたまに傷。やり方が強すぎて反発を生んでしまうのがもったいない。
加えて、つらいことがあった時のまりりんの人の頼り方と心の許し方が少し気がかりです。バナナ農家の辺土名さんや、るる、あっすんなど、頼れると思ったら警戒心なく全てを曝け出して頼り切って、舵取りを任せてしまう傾向があります。今は頼る相手が善人だからいいのですが、悪人だった場合、一気に不幸に引き摺り込まれてしまう危うさを感じます。
自分の軸をしっかり持ちながら人を頼る強さがあると、まりりんはもっと自分の足で幸せを見つけられるように感じました。中島みゆきのごとく、お前の人生のオールを他人に任せるなと。
2つのまりりんの乱によって、彼女が今後この学園で恋愛をするのはなかなかハードモードになりました。とはいえ、まりりんが友情という大きな愛を手に入れたことも事実です。
■女子強すぎて、男性陣ヤンキーに見えなくなってきた
今回は本当に女子が強い。強すぎる。気に入らなければ筋通しにカチコミに行く姿はまさに漢。
男性陣は出会い頭で乱闘はあったものの、基本的に冷静で自ら仕掛けることはしないので、見た目はしっかりヤンキーなだけで、普通の男の子達に見えてきました。なんなら男性陣はすごく優しいんですよね。
坊は男性陣との一件から変わると宣言したまりりんを呼び出し、「俺が変われたから変われるよ。絶対できると思うから昨日言った」と、まるで学校の先生の指導のようなフォロー。
たいちゃんはひかるから選ばれずつらいだろうに、「ひかるちゃんも大変だよな」と、モテるひかるの状況を慮り、るるに対しては「強い性格、包み隠さず、すぐに行動に移すまっすぐさがいい」と評価するもんだから、るるが漢で、たいちゃんが乙女に見えてきます。
■まさかのシーズン2でも校則違反!?
初手での対応をミスったばかりに、なんとも居心地が悪そうで馴染めていなそうに見える格闘家・スポーツトレーナーのはーちゃん。その距離感で聞いて大丈夫? と不安になるような、踏み込んだ質問や声かけをしているところも見受けられます。
すでに関係が出来上がっている中に飛び込んだこともあり、なかなかハードルもありますが、坊との恋愛がうまく進展してくれることに期待です。
そしてまさかの校則違反!? 退学発生? 旅行は誰が行くことになるのか? 女子の暴れっぷりを次回も楽しみにしながら待ちましょう。
(やまとなでし子)
※本記事はライター個人の感想をもとに制作しております。個人を誹謗中傷するものではありません
Netflixリアリティシリーズ「ラヴ上等」シーズン2独占配信中
作品ページ:https://www.netflix.com/title/81769466
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