起業の常識が変わる!「そこそこ起業 異端の経営学者が教える競争せずに気楽に生きる方法」注目エピソード3選
- よみタイ |

表現者として、やりたいことをやりつつ稼いでいく〜異色肌ギャルメイクでそこそこ起業〜

「異色肌ギャルメイクから考える、『そこそこ起業』が与えてくれる大切なもの」(10月17日配信)は、異色肌ギャルメイクで注目を集めるmiyakoさんの生き方から「そこそこ起業」を考えました。
グラビアモデルの仕事を経て、フリーのモデルとして「異色肌ギャル」をSNSで発表した2017年頃は、「これで稼げる」とは思っておらず、むしろ「好きなものを自分の体で表現」して、「共感をしてくれる人と繋がっていく」ことを求めていたというmiyakoさん。
異色肌ギャルとしてバズったことで、その世界観に共感してくれるファンが増え、クリエイター支援プラットフォームであるFANTIAなどのオンライン上での活動が軌道に乗るようにもなりました。これらのプラットフォームは、クリエイターとファンが直接交流できる場であるだけでなく、金銭的な支援が得られる仕組みです。自分で仕事もファンもコントロールできるという状況は、「表現者」としてのmiyakoさんが一番求めていたものなのです。
こうしたmiyakoさんの生き方に触れ、高橋さんは「『そこそこ起業』が女性にレジリエンスを与えてくれる」と指摘します。「レジリエンス」とは近年注目される、自分自身が不利な状況に陥った際に対応できる能力(抵抗力・回復力)のことです。
miyakoさんが「表現者」として第三の道を選べたのは、「自分を受け入れてくれるコミュニティ」を見つけて、そこから「表現者として、やりたいことをやりつつ稼いでいく」状況を作り上げていくことができたからです。いわば、自分が「好きなもの」を表現し、受け入れてくれるコミュニティを見つけたことが、miyakoさんにレジリエンスをもたらしたのです。
読者からは、「まさかギャルメイクが女性のレジリエンスにつながっていくとは。面白い」「好きなことを仕事にする方法が経済学の視点から学べた」といった声が寄せられています。
作家を支援してコミュニティ内で楽しみを共有〜同人誌のそこそこ起業〜

「同人誌の世界は「そこそこ起業」? 推しエコノミーの本質とは何か」(8月15日配信)は、「漫画好き」を自認する高橋さんが、コミケなどで生計を立てる同人漫画家・イラストレーターを「そこそこ起業」として読み解いていくエピソードです。
創作系同人誌サークルを主催し、4年前から同人活動一本で生活をしているMさんを取材。
MさんはFANTIAを始めとした作家支援型コンテンツプラットフォームに作家として参加することで生計を立てています。
Mさんの生活と創作活動は、この作家支援型コンテンツプラットフォームを通じて獲得した、1万人の無料会員と、1200人の有料会員に支えられています。
たった1200人と思うなかれ。この1200人の有料会員を中心とした月会費やコンテンツ販売を通じて、現在のMさんは年1000万円近くの収入を得ているそうです。
こうした同人誌の世界は「奇跡のようなコミュニティ」だと高橋さん。
作家支援プラットフォームの利用者も、会員になって「推し」が提供してくれる作品を消費しているのではなく、「推し」の創作活動を支援することで、自身も制作プロセスに参加し、喜びを分かち合うという考え方が根底にあるのではないでしょうか。
いわば、参加者皆が幸福の拡大を目指し、誰もが造り手を目指し、彼らを支えていくことを善とするのが、同人誌という世界です。私達は、こんな奇跡のようなコミュニティが日本にあることに、改めて注目せねばならないと思います。
このエピソードについて読者からは「良い内容だった。同人誌に限らない話だと思う」「マーケットでもありコミュニティでもあるという多義性が大事ですよね」といった反響が寄せられました。
マイペースに地元で稼ぐ〜沖縄ミュージシャンのそこそこ起業〜

「BEGIN、HY、MONGOL800……異端の経営学者が読み解く、音楽と共に生きる沖縄ミュージシャンのビジネス構造」(4月18日配信)は、沖縄で独自の経済圏をつくっているインディーズバンドたちに着目しています。
他県に比べライブハウス数が多い沖縄。
ライブハウスの数が多いことは、音楽を楽しむ人口が多く、バンド活動を継続するために欠かせない「稼ぎ」を得られる場があることを意味します。
そしてもう一つ面白いのが、ミュージシャン自身がライブハウス経営を手掛けるケースも多いことです。先述の「紫」もかつては自前のライブハウスを保有していましたし、沖縄民謡のポップアレンジで有名な喜納昌吉も国際通りでライブハウスを経営しています。人気ミュージシャンが常駐しているライブハウスであれば、ファンが常連客として通い安定した「稼ぎ」が得られます。当然、毎日ステージに上がることは体力的にも難しいですから、見込みのある後輩バンドをステージに上げていくプロデュース的な活動もしていくことになります。その中から次世代の人気ミュージシャンが生まれ、客を呼ぶという好循環が沖縄で生み出されているのです。
メジャーデビューによって、方向性を失ったり、インディーズ時代のファンを失って消えていくバンドも少なくない音楽ビジネスの世界。
しかし、沖縄には、メジャーデビュー後も沖縄に活動拠点を持ち、息の長い音楽活動を続けるミュージシャンが多くいます。
沖縄のミュージシャンが地元を大切にする理由について、高橋さんはこのように考察します。
なぜ彼らは自前のライブハウスを経営し、メジャーデビュー後も小さなライブハウスを拠点とし、地元のフェスや大学祭のステージに上り続けるのか。それはもちろん、沖縄を拠点にして、出稼ぎ感覚で本土の音楽シーンと付き合っていくことで、メジャーの音楽ビジネスの論理に振り回されることなく、息の長いマイペースな音楽活動が可能になるからです。
同時に、自分たちの原点である沖縄のライブハウスに戻るからこそ、県内で500を超える沖縄のライブシーンが維持され、次世代のミュージシャンとライブ客が生まれるのです。それを本能的に理解しているからこそ、沖縄のミュージシャンは沖縄に帰るのです。自分の居場所だから、そこに集まる人達を大事に守ることを起点に、自分と仲間たちが生きていくに十分な稼ぎを得られるビジネスを組み立てていく。そこそこ起業のヒントは、そういう野生の感覚に根ざしているのかもしれません。
読者からは「すごく共感した」「沖縄は地元愛が強いと思っていたけど、故郷で活動が継続できる経済的背景がわかって納得できた」といった感想が寄せられました。
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3月20日公開予定の最新回では、「マッチングアプリ」を取り上げます。
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