亀戸の新しい時代を刻む「KAMEIDO CLOCK」のポテンシャル【辛酸なめ子の東京アラカルト#61】
- 東京バーゲンマニア |

都内の大型商業施設がまだ少なかった90年代からあった、サンストリート亀戸。トイザらスやペットのコジマ、ヤマダ電機、ダイソーなどが入っていて、地元の人にとって便利そうなショッピングセンターでした。
広場のステージではアイドルやお笑いのショーが開催されていて、PerfumeやNegicco、橋本環奈などがステージに立っていたという伝説の地でもあります。「イベントの聖地」とも言われたサンストリート亀戸は惜しまれつつも2016年にクローズ。
でも、数々のアイドルや芸能人がパフォーマンスしたその場所は、運気の良いパワースポットだったのかもしれません。2022年、満を辞して野村不動産グループの商業施設「KAMEIDO CLOCK(カメイドクロック)」がグランドオープンしました。
亀戸の時計が動き出した感じ
まさに亀戸の時計が動き出した感じです。全136テナントから構成される施設で、大型マンションとも隣接、亀戸駅からも徒歩数分という便利な立地で、地元民ではないですがデパート感覚でちょっと立ち寄りたくなります。
1Fには、入ってすぐに「猿田彦珈琲とオキーニョ」というベーカリーカフェや、「Biople」、「JOURNAL STANDARD relume」、「Smith」、「UNITED ARROWS green label relaxing」、「gelato pique」など、サンストリート時代にはなかった高揚感が高まるテナントが入っています。
また1Fには複数のグルメエリアがあり、まず入り口近くにあるのが「カメクロ横丁」。「天ぷら天寅」「BUTCHAR OHYAMA」「焼鳥のんき」「にだいめ野口鮮魚店」などが、半分オープンなエリアにひしめいています。
最初訪れたオープン直後には「にだいめ野口鮮魚店」で安くておいしい魚料理を食べてみました。気付いたらすぐ行列ができている人気店です。
でも、行列はちょっと......という人には1F奥の「SANRISE KITCHEN」という、イタリアンや台湾スイーツなど3つの食の店舗が並ぶエリアがおすすめ。
他にも、隣には「南房総やまと寿司」や「肉の田じま」があり、様々なニーズに答えています。
安くて充実している「カメクロ」グルメ。他のモールにはない店も多数
さらに4Fには、家族連れにも人気の9店舗が集まったフードコート「アソビバ! フードパーク!」が。
カレーやステーキ、卵かけごはん、うどん、マックにケンタッキーなど安くておいしそうな店が揃っています。なんと540席も。商業施設のフードコートは席取りが熾烈だったりしますが、これだけ席があればどこかしら座れそうです。もちろん女性一人でも、電源席もあって快適に食事できます。
2回目この施設を訪れた時は、香川の有名なうどん店「一福」のうどんを食べました。
コシがあるのにしなやかな麺と、いい油を使ってそうな天ぷらで、フードコートのクオリティを超えていました。このフロアからは外のキッズパーク的な広場にも出られます。隣にはマンションがそびえていました。ここに住んだら施設内で事足りて、あまり出歩かなくなってしまいそうです。
「カメクロ」は食がかなり充実していて、地下1Fには「カメクロマルシェ」という食の市場が広がっていました。
スーパー「ライフ」や各種総菜店、スイーツショップ、タピオカドリンク、北海道食材店、下町っぽい和菓子屋もありました。揚げ物の店「江戸 深川屋」やベーカリー「グランディール」など商業施設初出店がいくつかあって、さすがレアな野村不動産の商業施設。
しかも惣菜系は、一品が都心のデパ地下より100円以上安い気がします。もしかしたらデパ地下に行く変わりに時々亀戸に足を伸ばしたら、珍しい惣菜が買えて節約になりそうです。
雑貨屋も充実していますが、アウトドア商品を扱っている店や、スポーツ系の店も多い印象です。100円ショップ「Seria」もアウトドアコーナーが前面に展開。亀戸の住人は以外とアウトドア好き、という設定なのでしょうか。
2F「アルペンアウトドアーズ」では、簡単に建てられるテントが売られていて、家族連れが検討していました。店員さんがテントの端を持って大きく振ると、テントが開いていって地面に建っていて魔法のようでした。
かつてこの地は「イベントの聖地」でしたが、この施設内にも「カメクロコート」や、屋外の「カメクロステージ」というステージがあります。2回目訪れた時は抽選会で盛り上がっていました。今後イベントが充実したら周辺の住民だけでなく、遠くから訪れる人も増えることでしょう。
都内の商業施設やデパートに行き慣れた人も、「カメクロ」のテナントは新鮮に見えるかもしれません。「ラクーア」のように施設内の店やトイレに行列ができる、くらいのポテンシャルを秘めている施設です。今のうちにトイレや座れるスペースの位置を把握しておきたいです。
辛酸なめ子
東京都生まれ、埼玉県育ち。漫画家、コラムニスト。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。近著に、『ヌルラン』(太田出版)、『タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後』(PHP研究所)『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)『愛すべき音大生の生態』(PHP研究所)などがある。
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