車vs自転車…ビタ寄せ運転、膨らみ運転、プレッシャー追走 どっちが悪い? 500人の“本音”
- オトナンサー |

自転車の交通事故関与率が2017(平成29)年~2024(令和5)年の7年間で約1.3倍に増加しています。東京海上グループのイーデザイン損害保険(東京都新宿区)が、同事故の増加傾向を踏まえ、車ユーザーと自転車ユーザー計500人を対象にした「車と自転車の交通ルールを巡る対立意識調査」を行い、結果を紹介しています。
調査は1月10~14日かけて、週に1回以上車に乗る250人と週に1回以上自転車に乗る250人にインターネットで実施。
「車VS自転車」の対立意識の実態を探るため、車ユーザーに「車側の事情をもっと理解して運転してほしい」と聞いたところ82.0%が「思う」と回答。一方、自転車にユーザーに「自転車側の事情をもっと理解して運転してほしい」と質問すると81.6%が「思う」と回答。続けて、車ユーザーが自転車ユーザーに対して「車に対する配慮が不足している」と感じている割合は78.4%、自転車ユーザーが車ユーザーに対し、「自転車に対する配慮が不足している」と感じている割合は78.0%という結果で、相手の配慮不足を感じていることが明らかになったということです。
車を運転する際、交差点で左折するときに車道の左側に寄せる「ビタ寄せ運転」をしているユーザーの割合を調べると60.8%という結果で、その理由として「左折時に自転車を巻き込まないようにするため」が67.2%でした。
狭い路地で車が自転車を追い越せず、後ろについて走行する「プレッシャー追走」については、自転車ユーザーの80.0%が「プレッシャー」や「早く追い越してほしいと感じたことがある」と回答した一方で、車ユーザーの64.8%がこのような運転をすることがあると回答。車ユーザーが「プレッシャー追走」をする理由として「路地が狭くて追い越すのが危険だと思ったから」が50.4%、「自転車を追い越すタイミングを見計らっていた」が42.4%で、自転車の安全に配慮する車側の事情も明らかになったということです。
また、自転車が、車道側に少し膨らんで走行する「膨らみ運転」についてでは、車ユーザーの75.6%が「危険・迷惑」だと感じたことがある一方で、自転車ユーザーの69.6%がこのような運転をすることがあると回答。自転車がこのような運転をする理由については「歩行者との接触回避」が54.0%、「路肩の障害物回避」が42.4%とという割合で、自転車側の事情も判明したとのことです。
さらに、自転車が信号待ちで車の左側をすり抜け前に出ようとする「スキマすり抜け」についても調査が行われ、車ユーザーの73.2%が「危険・迷惑」だと回答。自転車ユーザーの66.8%がこのような運転をすることがあると回答し、自転車がこのようなすり抜け運転をする理由として「車の死角に入り、左折時に巻き込まれることを避けるため」が40.0%で、自転車側の事情がわかったとのことです。
東京海上ディーアールの主席研究員で慶應義塾大学大学院・教授の北村憲康さんは。調査結果について「車と自転車は、同じ道路スペースを混交し、互いに接近していることが多いものです。車と自転車は互いに危険と察知しなければならない関係」と説明。
危険回避の鉄則として「危険から自ら離れることにあります。はみ出す自転車のために車が自ら減速する、強引な追い越しをかける車のために自転車が自ら左へ寄るということです。接近を感じて危険センサーが作動するまではできると思いますが、その後の自ら回避を行うコツは、3秒先の自分を想像してみることです。危険センサー作動と同時に怒りのセンサーも作動し、アクセルを踏み込んだり、車と並走したりしたら…きっと後悔するのは自分自身なのです。車と自転車の混交時は、お互いに危険回避を第一として、危険センサーと3秒先の自分を想像する習慣をつけてみましょう。さらに、その後、検証してみてください。アクセル操作を続けたことに後悔する日は来るかもしれませんが、ブレーキ操作をしたことに後悔することはないでしょう」とコメントしています。
イーデザイン損害保険は、自転車ユーザーと車ユーザーが“本音”を語るドキュメンタリームービー「~本音の交差点~ CARvsBICYCLE」を公開しています。
オトナンサー編集部
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