最初の「プラレール」はその名前すらなかった!? 今も変わらぬ“ちゃぶ台規格” 65周年プロジェクト始動!
- 乗りものニュース |
タカラトミーの鉄道玩具「プラレール」が65周年を迎えました。青いレールの規格は昔から変わっていませんが、当初はどのような車両が販売されたのでしょうか。
タカラトミーの鉄道玩具「プラレール」が65周年
タカラトミーは2024年2月13日(火)、同社の鉄道玩具「プラレール」の65周年記念についてのプロジェクト発表会を、東京都港区で開催しました。
大人向けプラレールとして2023年に登場した「プラレール リアルクラス」(乗りものニュース編集部撮影)
「プラレール」の原型は、1959(昭和34)年に発売された「プラスチック汽車・レールセット」です。まだ金属玩具が主流だった当時にプラスチックを使用したことが特徴で、「ちゃぶ台の上で遊べるサイズ」で設計された青いレールの規格は、今も変わっていません。
1961(昭和36)年には、初めて電池で動く車両として「電動プラ汽車セット」が登場。初めて実在する車両となったのは、1964年に0系新幹線を製品化した「プラ電動夢の超特急ひかり号レールセット」です。その後、1979(昭和54)年には、初めてライトが点灯する車両「ライト付きひかり号」が登場するなど、進化が続いてきました。
タカラトミーによると、2023年12月までの累計で1962種類のプラレール車両が登場し、1億8698万個以上を販売したといいます。車両はどれもデフォルメされているものの、実車の特徴が上手く再現されており、製品化にあたっては鉄道会社と密接な協力を行っているそうです。
65周年記念プロジェクトでは、公式アンバサダーとしてタレントで謎解きクリエイターの松丸亮吾さん、レールで幾何学模様を表現する「幾何学プラレール」を研究する筑波大学システム情報系の三谷 純教授、一畳分のスペースでレイアウトを作成する「一畳プラレール」の提唱者である「ぺたぞう」さんが就任しました。
プロジェクト発表会に登壇したタカラトミーの富山彰夫 取締役副社長は「プラレールにかける思いは、65年前も今も変わっていません。想像したものを形にする楽しさがプラレールの良さ。これが長く愛されてきた理由なのではないかと感じています」と力を込めました。
65周年記念プロジェクトでは、JR東日本とコラボレーションしたスタンプラリーなどが実施予定。スタンプラリーでは、首都圏22駅に設置されたスタンプから任意の10駅のスタンプを集め、「ゴール店舗」に指定されたNewDaysで600円(税込)以上の買い物をすると、プラレールオリジナルのラバーキーホルダーがもらえます。また、抽選商品として65周年を記念したクリアバージョンのE235系プラレールも用意されています。
さらに、スタンプラリーの「新幹線コース」では、福島駅と軽井沢駅、越後湯沢駅に設置されたスタンプを集めると、65周年を記念したクリアバージョンのE3系新幹線のプラレール(数量限定)に引き換えが可能です。
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