コロナ禍を機に見直した、我が家の家事育児体制。在宅勤務の浸透でパパの役割に大きな変化
- マイナビウーマン |
共働き夫婦にとって仕事と家事・育児の両立は悩みの種。朝起きてから寝るまで分刻みのスケジュールで息つく暇もないのでは? そこで、夫婦の家事分担や子育ての工夫など、忙しい毎日を乗り切るコツを実践しているパパに、お話を聞きました。
共働き夫婦の1日スケジュールとは?
家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどうのりきっているの?」と疑問を持つママやパパに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールをうかがうこの企画。
第28回となる今回は、ITインフラサービスの会社で働くパパのタイムスケジュールを朝〜日中編・夜編にわたりインタビュー。夜編では夜のタイムスケジュールとご夫婦の家事分担についてうかがいました。
取材にご協力いただいた方
キンドリルジャパン株式会社 ストラテジックデリバリー本部 シニア・マネージャー 國重 敏宏さん(35歳)
ITインフラサービス会社キンドリルジャパンのストラテジックデリバリー本部に所属。マネージャーとして、複数のプロジェクトのマネジメントやお客様対応などを行う。プライベートでは、小学校2年生の長男と、保育園年中さんの双子の娘のパパ。
夜のタイムスケジュール
コロナ禍を機に家事や育児体制を見直す
――國重家では、朝の家事育児はパパ、夜の家事育児はママ担当、と分担されているそうですね。
國重さん 今は妻が時短勤務で夕方の4時頃に帰ってくるので、夕食の買い出しや娘たちの保育園のお迎え、料理まで一人でおこなってくれています。夜の7時ごろ夕食ができるので、そこで私もいったんパソコンを閉じて、家族一緒に夕食を食べるようにしています。
――お風呂や寝かしつけなどはどうされていますか?
國重さん お風呂や寝かしつけは、その日の状況によって妻と交代でやっています。だいたい私が寝かしつけをして、そのまま子どもたちと一緒に寝てしまうか、妻が寝かしつけをして私が仕事に戻るか、どちらかのパターンが多いですね。
――寝かしつけするときの習慣はありますか?
國重さん 月並みですが、絵本を読むことはずっと続けています。子どもたちもそれを楽しみにしているようで、たまに寝るのが遅くなって「今日は絵本なしね」というと、とても残念がっているので、よい習慣になっていると思います。
――今の家事分担は、どのように決められたのですか?
國重さん コロナ禍で私が在宅勤務になったのがきっかけです。妻の仕事は100%出社する必要があり、朝も早くに出社するので、朝の家事や育児を私が自然と行うようになりました。その分、夜の家事や育児は主に妻が担当してくれています。
――働き方の転換で、生活そのものが大きく変わりましたか?
國重さん そうですね。正直それ以前は、そこまで家のことに積極的だったとはいえないので、在宅勤務になったことと双子の娘たちが生まれたことが、大きなきっかけになりました。
2019年に娘たちが生まれて、およそ半年後にコロナ禍となり弊社は在宅勤務へと切り替わりました。当時はまだ2歳だった長男と生まれたばかりの双子を夫婦で育てていて、正直大変なことも多かったですが、在宅で仕事ができるようになったからこそ、夫婦で家事や育児を分担しながらやってこられました。子どもの成長をずっと隣で見ることができているのもうれしいですね。
双子妊娠中~産後時はファミサポにも助けられた
――小さなお子さんが3人いて、特に大変さを感じるのはどんなときですか?
國重さん 子どもが学校で感染症をもらってきたときはやはり大変ですね。双子で他者との接触が二倍になるので、保育園で感染症をもらってくる頻度が格段に高いんです。当然、家族全員が同じタイミングで病気にかかるわけではないので、数日遅れで順番に感染して、ほぼ確実に家庭内パンデミックになります(苦笑)。長いときだと、対応が数週間に渡ることも……。
今年のはじめにも双子から順番に激しく体調を崩したことがあったのですが、今思い返しても大変でした。私も妻も両親が遠方に住んでいるので、自分たちの親に子どもの面倒を見てもらうわけにもいかず、大人も具合が悪くなったとしても夫婦で乗り切るしかないのが一番大変ですね。
――奥さまは出社が必須のお仕事ということで、お子さんが病気になったときはどのように対処されているのですか?
國重さん 私が在宅勤務なので、できるだけ私が対応できるようにしています。ただ、仕事の状況によってはどうしても子どもの面倒を見ながら仕事をしたり、休みをとったりするのが難しいこともあるので、そんなときは妻に会社を休んでもらっています。その時々の状況に合わせて、夫婦で協力しながら交代で見ることが多いですね。今はなんとか夫婦でやりくりができていますが、娘たちが生まれる前後は、区のファミサポ(ファミリーサポート)も頻繁に利用していました。
――どんなときにファミサポを利用していましたか?
國重さん 妻が下の娘たちを妊娠しているときに、長男の保育園の送迎をお願いしていました。双子を妊娠していたので、妊娠後期になるとお腹が重すぎて歩けないほどになっていて、ファミサポにはとても助けられましたね。出産後も、妻が長男の保育園の用事や乳幼児健診などで家を空けるときなどに利用して、仕事中に娘の面倒を見てもらうこともありました。私一人で仕事をしながら二人の乳児の面倒を見ることは難しかったと思います。
――双子育児は想像するだけでも大変そうです。
國重さん 妻とともに目の前のことを一生懸命対処し続けるという毎日で、なんとか乗り切っていました。私も仕事をしながら、できる限り積極的に子どもたちの面倒を見ていましたが、両親に頼ることも十分にできない環境の中、妻が大半をこなしてきましたので、妻に心から感謝しています。
それでもやっぱり限界はあるので……。ときには娘一人を背中におぶって仕事をしながら、もう一人の娘はファミサポの方に見てもらうなど、分担しながらなんとか日々を乗り切っていました。
――産後、育児休業は利用しませんでしたか?
國重さん 制度自体は当然あるのですが、当時抱えていたプロジェクトが佳境だったこともあり、私は取得していません。ただ、出産日や妻の退院日などは休暇をとったり、子どもの行事などで休みをもらったりできているので、子育てしやすい環境で働くことができていると思います。近年は、会社全体で男性社員育児休暇100%を目指して取り組んでおり、取得する男性社員も増えています。
大変だけど幸せも二倍! 子どもたちの成長が日々の原動力に
――いつごろから「育児が少し楽になった」と感じるようになりましたか?
國重さん やはり、生活リズムが整ってきて、夜ちゃんと眠ってくれるようになってからですね。夜泣きがあったときは、娘たちがかわるがわる泣くので本当に大変でしたが、今は言葉で普通にコミュニケーションがとれますし、双子だから大変だと感じることはほとんどなくなりました。
――双子そろっての「イヤイヤ期」は壮絶そうですが、どうでしたか?
國重さん どうなんでしょう。多少はあったのかもしれませんが、生まれたばかりのころの大変さに比べればかわいいもので、あまり大変だったという記憶はありませんね(笑)。
――最後に、育児をしていて楽しいと感じる瞬間を教えてください。
國重さん 身近で子どもたちの成長を日々感じられることが、一番の幸せです。何をするのも一生懸命な子どもたちを見ていると、元気をもらえますし、自分も頑張ろうという気持ちになれ、日々活力をもらっています。
(取材・文:上野真依、撮影: 奥村暢欣、イラスト:ぺぷり/マイナビ子育て編集部)
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