10年後の「なりたい自分」をかなえるために。キャリアウーマンと一緒に考える「キャリアオーナーシップ講座」レポート
- マイナビウーマン |
11月18日、女性ひとり一人の“Well-living”をデザインするプロジェクト『W society』が、今年から女性をサポートする取り組みをスタートさせた、ベル ジャポン株式会社の「キリ」とコラボレーションし「私らしいキャリアの作り方」を考えるウェビナーを開催。転職サービス『doda』の副編集長・川嶋さんと、ベルジャポン株式会社のマーケティングコミュニケーションマネージャー・畠中さんが登壇し、参加者とともにこれからの時代のキャリアオーナーシップについて考えました。
キャリアオーナーシップとは、個人が自分のキャリアに対して主体的に取り組む意識と行動のこと。終身雇用制度や年功序列制度が崩壊し始めている現代では、それぞれが主体的に自分のキャリアやスキルアップに向き合っていく必要性があります。
だけど、自分だけでは「今後のキャリアの考え方」が分からない人も多いはず。キャリア迷子のマイナビウーマンの編集部員がウェビナーに参加し、これからの自分のキャリアについて考えてみました。
■自己分析ワークで「価値観に合ったキャリア」を考える
「今の仕事をいつまで続けよう?」と考えたことがある人は少なくないはず。同じ職場、同じ環境で働いていると、見知ったメンバーと働くことができ、仕事の効率が良くなるなどのメリットもありますが、新しいスキルが養いづらいというデメリットもあります。
doda副編集長・川嶋さんのお話によれば、自らのキャリアを主体的に考えるためには「世の中と自分を知ること」が大切なのだといいます。まずは「社会の現状」について、データを参照しながら学んでいきます。
「仕事内容も働き方も自分で意思決定を行ってきた方は、データで見ても仕事への満足度が高いです。そして近年、転職意欲を持つ女性はどんどん増えてきています。仕事における選択肢を見てみることを、前向きに考えている女性の数は増えてきています。転職後の平均年収もこの4年で増加傾向となっており、この先も上がっていく傾向だと考えられます」
現在、転職市場で人気なのは「リモートワーク可」の企業。しかし、家事や育児を並行しながら仕事を続けたい女性の数は増えており、倍率も高くなっているそう。一方で副業に関しては、まだ行動に起こしている人が少ないといいます。
こういった社会の現状を考えながら、自分の価値観の棚卸しを行うことで今後のキャリアについて主体的に考えてみようというのが、ウェビナーの趣旨でもあります。後半はワークを行い、今までの仕事内容から培った自分のスキルや経験、そして生活における比重がどこにあったのかを考えていきます。
時期 会社と部署 取り組んだことと苦労したこと 得た能力、スキル プライベート 気づき 2015〜2018 広告会社企画 ・企画物のディレクション・営業とともに売上達成
・待ち時間が長く、時間がうまく使えなかった
・社内外の調整に苦戦 ・調整力
・柔軟性
・強調力
・アイデア力 ・読書やイラストレートにハマる ・効率思考
・クリエイティブへの興味
・通勤時間帯が不快 2018〜2024 編集ライター ・制作物の企画、執筆、編集
・写真撮影、動画編集
・連休が取りづらい
・急な体調不良で休みづらい ・アイデア力
・実行力
・調整力
・営業力 ・結婚
・飲み会が好きになる ・チームでの目標達成が快感
・在宅でずっと働いていると寂しい
ポイントは、仕事や生活を通して何を快・不快に感じたかに目を向けること。それこそが自分の価値観であり、価値観に沿った働き方や仕事内容を考えることで、今の自分が養っていくべきスキルや、どんな会社が合っているのかが見えてくるのだそうです。
どんな人から仕事を頼まれやすかったのか、どんな人と働くのが楽しかったか、チームの中で自分はどんな立ち位置だったか……自己分析がしっかりできると、現状自分がいる場所が合っているかなども見えてきます。今の自分の価値観と、現在の職種が合っていないなら、転職や異動を考えてみたり、そのために新しいスキルについて学んでみるのもひとつの手。
このように、自分を知ることによって、今の自分に必要なもの、今の自分が楽しいと思える仕事や職場環境を考えていくことで、キャリアの手綱を自分で握れるようになっていきます。
女性は自分の価値を過小評価する人が多く、スキルを自己申告するのが苦手な人も多いといいます。ワークを行うことで、自分の能力を自覚するきっかけにもなるのだそう。
しかしデータを見ると、キャリアオーナーシップが芽生えてくる年代は、男女ともに40代くらいから。20〜30代は周囲の目を気にしてしまったり、ライフステージが激しく転換しやすいことから、なかなかキャリアオーナーシップを発揮できない女性が多いのだそうです。
今後結婚するか、出産したいかなど、仕事だけでなく人生全体の価値観が定まっていないと、キャリアオーナーシップも発揮しづらくなります。しかし、「今後の人生をどうしたいかを含めて、主体性を持つことが大切」と川嶋さん。
「思考が“仕事か、人生か”で分別されてしまうと悩んでしまうかもしれませんが、仕事と人生は繋がりがあるものです。大切なのは、自分の仕事や人生を、自分で意思決定していくこと。将来的に家庭や子育てに重点を置くのか、それとも仕事に注力したいのかを決めることも、意思決定としては重要なポイントです。
結婚や出産は一人でするものではないので計画は立てづらいかもしれませんが、迷いがあるのであれば、いざという時にどちらも両立できるような仕事を選んでおくのも一つの手です。ただ、未定だからという理由でその場にとどまり続けなくてもいいのかなとも思います」
30代から外資系企業に関わるキャリアを積んできたベルジャポン・畠中さんも、川嶋さんの話を聞いて、今までの自分を振り返るきっかけができたといいます。
「自分がどの会社、どの仕事を選ぶかで、養えるスキルや経験は大きく変わってくると思います。行きたい業界が見つかったら、できるだけ早く行動しておくことが大切です。私も今回のワークを行ってみて、3年後の自分から逆算した時に、今どんな仕事をしておくべきなのかを考えることができました。おぼろげでも未定でもいい。とにかく、人生に目標を持って進んでいくことが大切だと思います」
毎日働いていると、働くことそのもので目的が完結してしまいがち。3年後、10年後の自分がどんな仕事をしているか、どんな働き方ができるかまで考えて、毎日の仕事をこなせていない自分にも気が付きました。
自分の価値観を知り、目標ができると、自分の行動ひとつに責任感が生まれる実感がありました。毎日こなす仕事にも意味を感じるようになり、本当はやってみたい仕事に向かって、小さな目標を設定できるようになりました。
未経験の目標を達成するのは簡単なことではないかもしれませんが、かなえたい目標があるからこそ、毎日にハリが出ます。人生は「なんとなく」過ごしていくよりも、自分が行きたい方向に進んでいく方が、きっと楽しいはず!
(取材・文:ミクニシオリ)
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