お尻拭いてと言わなくなった息子、成長がうれしくも寂しいわがまま母でごめん…「分かります」

　息子の成長を感じた瞬間を描いた漫画がSNS上で話題となっています。朝、歯磨きをしながら、時計を気にする幼稚園年長組（当時）の息子を見ていた母親。ふと、「そういえば（トイレで）お尻拭いてって言わなくなったな」と気付きますが、成長を実感することは他にもあり…という内容で「ほんとそれ」「分かります」「母はみんなそう感じるのでしょうね」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

身にしみて感じる“今”の大切さ

　この漫画を描いたのは、主婦のもっこ（ペンネーム）さんです。インスタグラムでは、6歳の息子と1歳の娘の育児漫画などを発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

もっこさん「長男の育児の記憶が驚くほどなくて寂しすぎるので、長女が生まれて、ちょっとゆとりができた時期に、ずっと描きたいと思っていた絵日記を始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

もっこさん「ここ最近で一番成長を感じたエピソードだったこと、また、今の時間の大切さが身にしみた出来事だったので覚えておきたいなあと思い、描きました」

Q.「トイレを手伝って」と言わなくなったと気付いたのはいつごろですか。

もっこさん「たまに機嫌がよければ自分で拭いたり、かと思えば、『母ちゃん拭いて！ 絶対自分で拭かん！』と言って、トイレに籠城したりを繰り返していて、何も言わずに自分で拭いた日が4日くらい続いていたでしょうか…ふと、『ん？ そういえば続いてるな』という感じでした」

Q.言わなくなったと気付いてから、息子さんとは何か話したのでしょうか。

もっこさん「『最近ずっと、自分でお尻拭いて偉いな！』と褒めました。息子は褒めても照れているのか無反応なことが多く、このときもそうでした」

Q.言わなくなるきっかけはあったのですか。

もっこさん「これといったきっかけは、なかったように思います。時期が来て、『できるようになった』ということでしょうか」

Q.現在、一番「手がかかる」のはどんなことでしょうか。また、それがなくなったときはどのように感じると思いますか。

もっこさん「赤ちゃんのときからそうなのですが、息子は眠くなると人が変わったように機嫌が悪くなるので、今、一番面倒なのは『眠いときのグズグズ』です。それがなくなったときは心から、『うわ～成長したなあ』と感じると思います！」

Q.娘さんはまだ幼く、手がかかることも多いと思います。息子さんの成長を感じて、娘さんのときに心がけたいことはありますか。

もっこさん「娘に関してはすべてにおいて、せかすような気持ちが起きず、『もっと赤ちゃんでいて～』なんて思う始末です。それに比べると息子には『早くできるようになってよ』とせかしすぎたかなあ？と、かわいそうになることもしばしばです」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

もっこさん「同じです！という共感の声を頂きました。皆さんも、面倒くさいと思っていたのに、いざ手が離れると寂しい…というジレンマを感じているんだなあと何とも切ない気持ちが伝わってうれしかったです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

もっこさん「今後も、家族の忘れたくない日々の出来事を描いていきたいと思っています」

オトナンサー編集部

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