自ら飛行するAI搭載の“無人戦闘機”ついに欧州でも飛行へ? エアバスが準備を発表 これは創作物の話ではない
- 乗りものニュース |

アメリカの無人戦闘機とほぼ同じコンセプト
エアバスは2026年3月13日、ドイツ連邦空軍向けの無人協調戦闘機(UCCA)の初飛行に向けた準備を進めていると発表しました。
エアバスで開発中のUCCA。ベース機はXQ-58「ヴァルキリー」(画像:エアバス)
ドイツ空軍向けに開発されているUCCAは、アメリカのクラトス・ディフェンス&セキュリティ・ソリューションズが設計・製造した無人機XQ-58「ヴァルキリー」をベースとした機体です。
UCCAは、現在アメリカ空軍で開発が進められている協働戦闘航空機(Collaborative Combat Aircraft:CCA)に近いコンセプトで、自律飛行しながらユーロファイター「タイフーン」や、今後運用が予定されている第6世代戦闘機などの有人機と連携して空戦を行う無人戦闘機としての運用が想定されています。
エアバスは、ヴァルキリーをUCCAとして運用するため、ドイツがEU内で独自に使用可能なミッションシステム「マルチプラットフォーム自律再構成・安全システム(MARS)」を搭載しています。MARSには「MindShare(マインドシェア)」と呼ばれるAI支援ソフトウェアも組み込まれており、パイロットを補助するだけでなく、多数の有人・無人プラットフォームに分散配置することで、ミッション全体の調整も可能です。
エアバス・ディフェンス・アンド・スペースのドイツ主要顧客担当責任者であるマルコ・グンブレヒト氏は、次のように述べています。「ヴァルキリーと当社のMARSミッションシステムを組み合わせることで、現在の地政学的状況においてドイツやヨーロッパが緊急に必要としているものを的確に提供できます。すなわち、時間とコストをかけて一から開発する必要のない、実績ある無人戦闘機と欧州独自のミッションシステムです。」
なお、エアバスが欧州向けにカスタマイズしたヴァルキリーであるUCCAの初飛行は、2026年中に予定されています。
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