【髪の静電気】寒い時期に起きやすいのはなぜ? 抑えるには? 現役美容師が教える対処法&やりがちなNG行為
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寒い時期に気になるのが「静電気」です。静電気の影響で髪がうまくまとまらなくなったり、ふとしたときにビリっときたりすることがあり、悩んでいる人は多いのではないでしょうか。髪に静電気が生じる原因や対処法について、美容師の原木佳祐さんに教えていただきました。
保湿効果の高いトリートメントがお勧め
Q.そもそも、髪の毛に静電気が生じてしまうのはなぜなのでしょうか。
原木さん「静電気は乾燥と摩擦によって生じます。空気中の湿度が低くなると、髪も乾燥してきます。すると、髪のキューティクルが剥がれて、他のものと摩擦が生じやすくなり、結果として静電気が発生します。
下敷きで頭をこすり、髪を逆立たせて遊んだ経験があると思います。あれは空気が乾燥している冬に摩擦を起こすことで、静電気が発生して起きる現象です。ぬれている髪では起こりません。そのことからも、乾燥と摩擦によるものが一番の原因ではないでしょうか。
服の素材としては、ポリエステルやウール、ナイロンは静電気が起こりやすい一方、綿は起こりにくいという傾向があります」
Q.髪が傷んでいる場合、静電気が生じやすくなる可能性はあるのでしょうか。
原木さん「髪が傷んでいると、静電気が生じやすくなる可能性はあります。傷んでいる髪は、キューティクルが剥がれ、毛先が細くなっています。細いものほど、先端に静電気が集まって放電するため、ダメージを負っている髪ほど静電気は発生しやすいです。髪が傷んでいなくても、軟毛や細毛、猫っ毛の場合も静電気が発生しやすいといえますね」
Q.髪の毛に生じる静電気を抑えるにはどうしたらよいのでしょうか。有効な対策、NG行為について、それぞれ教えてください。
原木さん「保湿効果の高いトリートメントを使用すること、また、髪をセットする前やドライヤーの前後にヘアオイルなどでしっかりと保湿することで、静電気を防げます。出掛ける前に洗い流さないトリートメントを使用することも有効です。
これには理由があって、トリートメントやコンディショナー、ヘアオイルに含まれている『界面活性剤』が、静電気防止に効果があります。髪の表面に膜を張って静電気を防いでくれますよ。
また、湿度65%以上の環境下では、基本的に静電気は発生しないといわれています。冬は暖房で髪の水分が失われやすいので、加湿器を使って室内の湿度を40%以上に保つようにするのも有効です。静電気は一般的に室温25度以下、湿度20%以下の環境下で発生しやすいといわれています。
NG行為としては、特に冬場は髪が過剰に乾く状態、いわゆる『オーバードライ』になりやすいので注意が必要です。一方、半乾きもダメージにつながりやすく静電気が生じる原因になるため、ぬれたままにするのも注意が必要です。冬場は、いつも以上にお風呂でのトリートメントやドライヤー前の洗い流さないトリートメントでしっかりと保湿して、きちんと乾かしましょう」
* * *
静電気は乾燥や摩擦によって発生するほか、傷んでいる髪や軟毛、細毛、猫っ毛だと特に発生しやすいことが分かりました。静電気は、きちんと髪の毛をケアしたり、保湿したりすることで防ぐことができます。オーバードライに気をつけながら、髪をきちんと乾かしてダメージを防ぎ、静電気予防につなげましょう。
オトナンサー編集部
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