超かんたん【業務スーパー】 冷凍「リッチバタークッキー生地」はお家で焼きたて＆アレンジ楽しめる

業務スーパーの「リッチバタークッキー生地」は驚くほど簡単！ 冷凍のクッキー生地をそのまま焼くだけで、バター香るおいしいクッキーが完成してしまうんです。さらにひと手間を加えてアレンジすることもできるので、幅広い楽しみ方ができます。今回は基本的な調理方法から、このクッキー生地を活用したアレンジレシピもあわせて紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

初めて挑戦する焼き菓子にはクッキーがぴったりですが、いざ材料や道具を全部揃えて分量を量ったりするのは、意外と面倒……。生地になってしまえば楽しいのですが、そこまでの工程が大変だったりするんですよね。

そんな手間暇を一気に飛ばして、楽しい部分だけ味わえるのが、業務スーパーの冷凍「リッチバタークッキー生地」。焼くだけで作れてしまいますが、ちょっと手作りした気分も味わえ、焼きたてのおいしさも楽しめます。アレンジもしやすいので、アイデア次第で活用できる優れものなんです。

【業務スーパー】リッチバタークッキー生地

業務スーパーで販売している「リッチバタークッキー生地」は、冷凍のスイーツ商品のコーナーに陳列されています。入っているのはできあがったクッキーではなく、焼く前の生地。解凍してそのまま食べるものではなく、おうちで加熱調理して完成するタイプになっています。

商品詳細
■原材料名：小麦粉（国内製造）、砂糖、無塩バター、ショートニング、加糖卵黄、食塩／甘味料（ソルトビール）、増粘剤（キサンタン）、香料、（一部に卵・乳成分・小麦・大豆を含む）
※本製品の製造ラインでは、アーモンドを含む製品を生産しています。
■内容量：400g
■賞味期限：このときは購入時より9ヶ月
■保存方法：－10℃以下で保存してください。
■購入時価格：354円
■栄養成分表示（100g当たり）
エネルギー 448kcal、たんぱく質 4.9g、脂質 23.2g、炭水化物 55.9g、食塩相当量 0.3g（この表示値は、目安です。）

「リッチバタークッキー生地」は、業務スーパーの人気定番商品となっている冷凍スイーツの「白玉団子」「チューロス」と同じ宮城製粉株式会社の商品。宮城製粉株式会社は、業務スーパーを展開する神戸物産のグループ企業です。

輸入物が多い印象の業務スーパーですが、実は国内製造の商品も大人気！ こちらの企業はスイーツ以外にもレトルトのお総菜やカレー、そぼろ商品なども作っており、お店の中では宮城製粉のマークがついている人気商品がいっぱいあるんですよ。

リッチバタークッキー生地の袋の中には、四角い形のクッキー生地がバラ冷凍でたくさん入っています。ふわっとバターの香りがします。

サイズは小さめ。ひと口で食べれちゃうくらい。

計ってみると約3cm角。完全に正方形ではなさそうですがほぼ同じ。縦横の多少の違いは誤差の範囲内ですが、やや長方形に見えるものが多いです。

内容量は400gとのことですが、何個入っているのか全部出して並べてみました。今回の袋は38個入り。

1袋354円なので、1枚当たり約9円。バターがどんどん高くなってきており、材料費がかさむことを考えると……欲しい分だけ出してすぐ焼けるので、無駄もなくかなりコスパもよい気がします。

【業務スーパー】リッチバタークッキー生地の基本のレシピ

冷凍のクッキー生地は、一度解凍してしまうと使い切らなければいけません。再冷凍は味も劣化してしまうので、欲しい枚数だけ出して焼きます。

解凍すると生地がべたついてくっついてしまうので、天板の上にクッキングペーパーを敷いてから、上にのせると◎。焼くと少し膨らむので、2cmほど間隔をあけて並べましょう。

この生地の使いやすいポイントは、解凍しなくてもいいこと。冷凍のまま焼きはじめてOKなんです。待ち時間は加熱する間だけ！

オーブン調理

オーブンで調理する場合は、180℃に予熱してから15～20分加熱。焼いている途中からバターのいい香りが漂ってきます。

我が家のオーブンでは15分でいい色に焼き上がりました。表も裏もキレイなキツネ色。

全体にさっくりとした食感でバター香る味わいも◎。焼きたてはまだやわらかく、力を入れると形が崩れるくらいですが、粗熱が取れるとしっかりします。焼きたてのふわっとした食感も、冷めてからのサクサク食感もおいしいので、どちらも味わってみてください。おうちで焼く醍醐味ですね♪

トースター調理

オーブンだけでなく、トースターで調理もできます。

こちらも冷凍のまま1200Wで5～10分加熱するだけ。我が家はトースターがないので、魚グリルのトースト機能で焼いてみました。8分くらいでちょっと焼きすぎて焦げたような濃い色の部分が……。焦げやすいため焼き時間の調整が難しそう。

オーブンで焼いたのとはちょっと違う仕上がりに。焼き色が偏ってしまい、表面はちょっと固め。高温で一気に加熱してしまうのか、焦げはじめているのに中は火の通りがもう少し足りなかったようで、サクッという軽さがイマイチ。

ただし、香ばしさはより感じられ、外側のサクサク感はしっかりあるのに、思ったより中はしっとりとしているのでこっちもアリ。ちゃんとしたトースターで焼いたらまた違うかもしれないので、おうちにある方は試してみてください。

オーブンとトースターのどちらでも加熱はできますが、食感や香りなど少し違いが出るので、やりやすい方法や好みでOK。我が家ではオーブンのほうが、バタークッキーらしい味や食感になりました。

【業務スーパー】リッチバタークッキー生地のアレンジレシピ

リッチバタークッキー生地は、こねる必要もカットも成形も一切なく、袋から出して焼くだけという手軽さが魅力ですが、実はアレンジ力の高さも人気の理由となっています。

ほかのスイーツに活用したいときにも大活躍。生地がすでにできている状態なので手間が省けた分、デコレーションに力を入れたり、食材を加えたり、アイデア次第で使い道は無限に広がります。

チョコとナッツ＆フルーツ

そのまま焼き上げたバタークッキーをチョコとナッツ、ドライフルーツでちょっとおしゃれな雰囲気にしてみました。

ミックスナッツやミックスドライフルーツの小袋タイプがあると、必要な分だけいろいろなものが使えるのでオススメ。今回はコストコのナッツ＆フルーツを使用しました。アーモンド、くるみ、黒大豆、パンプキンシード、いちじく、クランベリーなど彩りがキレイです。

作り方
① チョコレートは刻んで湯煎で溶かす。
② 焼いたクッキーの対角線上の角で区切った半分に①を塗る。
③ チョコが固まらないうちにナッツやドライフルーツをのせる。

ナッツデコ

ナッツはそのままできれいな形や色をしているので、デコレーション素材としても◎。生地の上にのせて焼くだけで見栄えが変わります。ナッツ好きな人には特にオススメ。

作り方
① クッキー生地の上にアーモンドやパンプキンシードをデコ。
② 通常通りに焼く。

丸いクッキーにしたいときには、角を指で押さえて形を整えるだけ。四角いままでも、丸くしてもOK。

チーズバタークリームサンド

同じサイズの四角いクッキーが焼けるので、クリームサンドクッキーを作るにはうってつけ。クリームチーズとバターを混ぜた酸味のある濃厚クリームに、甘酸っぱいドライクランベリーを混ぜて、彩りもかわいく仕上げました。クランベリーの代わりにドライいちごやレーズン、いちじくなどに変えてみてもいいですね♪

材料（5個分）
・リッチバタークッキー生地……10枚
・クリームチーズ……30g
・無塩バター……30g
・粉糖……6g
・ドライクランベリー……好きなだけ

作り方
① クッキーを焼いて冷ましておく。
② クリームチーズとバターを室温に戻し、粉糖とよく練り混ぜる。
③ クランベリーを刻んで加えて混ぜる。
④ ラップで包んで平らに整え、冷凍庫で10分程度冷やして固める。
⑤ クッキーの大きさにカットする。
⑥ クッキーに挟む。

※クリームはクッキー4枚並べたよりもやや大きめに整えて冷やします。端は切り落としでカットし、余った切れはしを合わせると、もう1枚分作るとちょうどいいくらいの量になります。

チョコチップ

冷凍クッキー生地は凍ったまま加熱しますが、解凍して形を変えることも可能。室温で15分置けば解凍できるので、チョコチップを混ぜてカントリークッキー風に丸く形を整えて焼きました。

作り方
① クッキー生地を室温に置いて解凍し、チョコチップを混ぜる。
② 丸く形を整える。
③ 通常通り焼く。

味や色を変えて

ココアを加えたり、フルーツや野菜パウダーを混ぜ込めば、色も風味も変えることができます。焼き上がりで色や風味が飛ぶこともあるので、どのくらい加えればいいかは試してみてください。

型抜き

解凍してから型抜きもできます。比較的扱いやすい生地です。

解凍するとべたつきがあるので、打ち粉をしてめん棒で伸ばします。抜き型にも打ち粉をふっておくと抜きやすくなります。生地は解凍するだけなので小さな子どもでも挑戦しやすく、手作りできた達成感を感じる経験に。

タルト

タルト台にもできるとパッケージに記載されていたので、こちらも試してみました。100均のシリコンカップで作れるミニタルトにすれば、型はずしも失敗なし。お好みのクリームやフルーツで仕上げてみて♪

ミニタルト1個を作るためにクッキー3枚使用しています。型のサイズに合わせてクッキー生地の量を調整しやすいのも◎。

作り方
① クッキー生地を解凍し、シリコンカップに敷き詰める。底部分にフォークで数か所穴を開ける。
② 180℃に予熱したオーブンで10分加熱する。
③ いったん出して膨らんだ底部分をめん棒などを使ってつぶして平らにする。
④ 再度オーブンに入れて3～5分焼く。
⑤ 冷めてからシリコンカップを外す。

※クッキー生地は加熱すると膨らんできます。膨らみ防止に底に穴を開けますが、重しをのせずに焼くのでどうしても膨らんでしまいます。途中でつぶしてから追加で加熱することで膨らみを抑えました。

あとは冷めてからお好みでデコレーション。タルトカップを焼いておき、クリームやフルーツを用意してタルトパーティにしても楽しそう。自分のタルトをデコレーションしてもらえば、子どもは盛り上がります。

実は金属製のタルト型でも焼いてみたのですが……型離れが悪くて崩さずに取り外すことができませんでした。シリコン製ならその心配はありませんが、やはり金属製のほうが形はキレイ。生地を敷き詰める前に、バターや油を丁寧に型に塗ったりして対策すれば、もっと取り外しやすくなったかも。

クリームメロンパン

市販のパンにクッキー生地をつければ、なんとメロンパンに！ リッチバタークッキー生地であれば、パンの大きさにあわせてちょうどよい量だけ解凍して使えるのが便利。もちろん、手作りのパン生地でもOK。手軽にメロンパンを楽しめるようになります。

材料（1個分）
・クリームパン……1個
・リッチバタークッキー生地……3枚
・グラニュー糖……適量

今回は4個入りの薄皮塩キャラメルクリームパンを使用。キャラメル風味で大好評でした！

作り方
① クッキー生地を解凍する。
② 3枚のクッキー生地をまとめて丸め、ラップを広げて上にのせる。
③ 上にもラップをかけて挟み、めん棒で伸ばす。
④ 上のラップを外し、クリームパンを逆さにしてクッキー生地の上にのせる。
⑤ ラップごとひっくり返し、パンを包むように形を整える。
⑥ スケッパーやナイフを使ってメロンパンの模様をつける。
⑦ グラニュー糖を表面にまぶす。
⑧ 180℃に予熱したオーブンで焼き色がつくまで焼く。

きれいにサックリ焼けたメロンパン。市販のクリームパンを使えばあっという間。クッキー生地にココアを混ぜたり、チョコチップを混ぜたりしてもいいですね♪

まとめ

業務スーパーの「リッチバタークッキー生地」は、カット済みの生地がバラ冷凍でたくさん入っている便利なもの。欲しい分を1枚ずつからでも焼くことができ、解凍しなくてもそのまますぐに加熱OK。あっという間にバターの香りたっぷりの、おいしい焼きたてクッキーが完成します。

そのまま焼いてデコレーションしたり、クリームを挟んだりすれば、おしゃれでおいしいクッキーを手軽に作ることができます。解凍して形を変えたり、型抜きしたり、具材や色を変えたりすることも可能。クッキー生地を使って作るようなメニューも、ぐっと手軽に作れるようになりますよ♪

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