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「まだ→出ない?」「もう終わり!?」矢印信号の長さ&タイミングが違うワケ 事故軽減の“劇的効果”も

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場所によって異なる「矢印信号」の制御

 交差点で右折待ちをしていると、赤信号と同時に右向きの矢印信号が点灯することがあります。矢印が出ている間は、対向車の流れを気にせず右折できるため、右折車をスムーズにさばくことができます。

Large figure1 gallery1矢印信号の表示時間やタイミングはなぜ微妙に異なるのか(画像:写真AC)

 そもそも右折の矢印信号は、対向車が多く青信号の間に右折しきれない交差点などに設置されます。右折車が交差点内で滞留することや、直進してくる対向車との衝突を防ぐのが主な狙いです。警察庁の運用指針でも、右折需要が多い場合や、右折車と対向直進車を分けて通行させる必要性が高い場合などが設置対象とされています。

 一方、ドライバー視点で見ると、矢印信号のある交差点については「右折車が少ないと矢印信号の時間が短い」「駅前では先に出るのに、別の交差点では青信号が終わってから出る」など、信号が出ている時間の長さや、出るタイミングの違いに戸惑うことがあります。こうした違いは、どのような事情によるものなのでしょうか。

 まず、交差点によって矢印の表示時間が異なるのは「右折感応制御」が理由のひとつに挙げられます。これは車両を感知する機器で右折車の有無や数を検出し、交通量に応じて表示時間を変える制御方式です。

 信号機や交通管制システムなどを手掛ける京三製作所は、カメラによる画像認識やAIを活用した物体検出などによって、右折車が多いときには表示時間を長く、少ないときには短くするなどの制御が可能になると説明しています。

 また、矢印が出る順番が違う理由には、直進・左折と右折を分けて通す信号の運用形態が関係しています。たとえば、青信号で直進・左折を通したあと、右折矢印に切り替える方式では、右折車と直進してくる対向車を同時に通さないことで、右直事故の発生を抑止しています。

 こうした分離運用は、実際に大きな効果も確認されています。大阪府泉南市の国道26号「市場北2番交差点」では、対向直進車と交錯しないで安全に右折できた車両の割合が、右折直進分離信号の導入によって56.8%から97.1%へと大幅に増加。また、急ブレーキの発生割合も約1割減少しました。

 さらに福岡県警などでは、直進車と右折車の事故が多い交差点において「直進」「左折」「右折」をそれぞれ分離して運用することも順次検討が進められています。矢印信号の表示時間やタイミングの違いは、その時々の交通量や交差点自体の形態によって生じているといえるでしょう。

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