推し活とお金...2大悩みは「使える金額少ない」「貯蓄できない」 「推し活投資」への興味も
- J-CAST ニュース |
松井証券は2024年10月30日、20~69歳で「推し活」している人1000人を対象に「推し活とお金に関する実態調査」を実施、その結果を発表した。
負担感高いのは「グッズの購入費用」「コンサートやライブのチケット購入費用」
「推し活」の内容について聞いたところ、最多は「マンガ/アニメ/ゲームのキャラクター」(22.7%)。次いで、「国内アイドル」(21.7%)、「スポーツ選手/チーム」(19.7%)、「ミュージシャン/バンド」(17.7%)の順となった。
「推し活」に悩みはあるかという質問には、「悩みがある」64.0%、「悩みはない」36.0%という結果に。その悩みの最多は「推し活に使える金額が少ない」(43.0%)。次いで「貯蓄ができない」(41.3%)、「共有できる友人がいない」(26.1%)、「仕事や家庭の時間配分」(23.9%)という順に。トップ2は金銭的なことで、そのほか人間関係、時間に関して悩みが目立つ結果となった。
また、「推し活」の費用を負担に感じると答えた人に具体的に何か聞くと、トップ3は、「グッズの購入費用」(32.3%)、「コンサートやライブのチケット購入費用」(29.4%)、「遠征費用」(26.8%)だった。
続いて、毎月、「推し活」に使う金額について、「現実」と「理想」を聞いた。それによると、「現実」では5000円未満が55.9%、5000円以上は44.1%という結果に。割合を詳しく見た場合、「1000円~2999円」が最多で23.0%、次いで「5000円~9999円」が18.3%だった。
一方、「理想」では5000円未満が44.5%、5000円以上は55.5%という結果に。割合を詳しく見た場合、「5000円~9999円」が最多で17.6%、次いで「1000円~2999円」と「1万円~1万4999円」がどちらも16.9%となった。
「推し活」の費用どう捻出? 「節約」36.8%、「ポイ活」36.3%
また、「推し活」の費用をどのように捻出しているかでは、多い順に「節約」(36.8%)、「ポイ活」(36.3%)、「収入の余剰」(34.4%)。「投資」(8.8%)もあった。
「投資」と答えた人にどのような投資をしているか聞くと、「国内株式」(59.1%)、「新NISA」(48.9%)、「投資信託」(43.2%)が上位となった。
「推し活」の一環として、推しに関連する銘柄へ投資することを「推し活投資」と呼ぶという。関心を聞いたところ、「推し活投資を現在している」は53.4%だった。そのうえで、「推し活投資」を行う際に重視する点、基準としている指標や銘柄の選び方について聞くと、次のような声があった。
「推しが広告に出ている企業の株を買う」(東京都30代男性)
「推しの所属事業所を持分法適用会社として保有している会社に投資したので、資本関係のあるところにしている」(東京都20代男性)
「推しタレントの所属事務所の株を購入して株主優待をもらう」(神奈川県50代男性)
一方、現在投資をしていない「推し活」している人は、52.3%が「投資をしたい」と回答している。
調査は2024年9月、インターネットを通じて行われた。対象は20~69歳の「推し活」を行っている男女1000人(20代、30代、40代、50代、60代各200人=男女100人ずつ)。調査機関はネオマーケティング。
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