青春18きっぷで乗りたい「奇跡の長距離・長時間普通列車」甲信編 試される“キング・オブ・ローカル線”!?
- 乗りものニュース |
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長距離を走る普通列車は全国的に数を減らしています。2024年夏現在、甲信地域ではどのような列車があるのでしょうか。系統分割が進むなかですが、まだ“長距離鈍行”も残っています。
甲信の長距離普通列車 2024年夏
「青春18きっぷ」でチャレンジしたくなるような、長距離を走る普通列車は全国的に数を減らしています。2024年夏現在、甲信地方ではどのような列車があるのでしょうか。ここでは定期で走る3本の普通列車を紹介します。
飯田線の列車。構内踏切より(乗りものニュース編集部撮影)。
飯田線「544M」上諏訪―豊橋
長野県南部を貫き中央本線と東海道本線を結ぶ飯田線では、200kmを越える全線を走破する普通列車が3往復健在です。
なかでも中央本線の上諏訪駅を9時22分に発車する豊橋行きは、総距離213.7kmを走り、豊橋駅に16時16分着と距離のうえでは最長。所要時間では6時間54分ですが、これより距離が短い豊橋14時38分発の岡谷行きが6時間55分と、わずかに上回ります。後者が、所要時間で日本最長の普通列車です。
篠ノ井線・中央本線「446M」長野―大月
中央本線には、2024年3月まで、名物の長距離普通列車がありました。それは中央本線・篠ノ井線直通の「高尾発・長野行き」(244.2km)。3月のダイヤ改正で大月発(14時46分発)に短縮されましたが、それでも総距離は209.5kmとなっています。
ただ、同じ距離ながら、長野17時12分発の大月行きのほうが、所要時間では大月→長野を10分上回り、4時間15分となっています。この列車は3分の接続で大月発東京行きの特別快速に乗り継ぎが可能(新宿22時58分着)。日帰りの18きっぷ旅には便利かもしれません。
篠ノ井線・飯田線「3520M」長野―飯田
長野県の3大都市、北の長野、中部の松本、南部の飯田を直通する普通列車が1日1往復運転されています。飯田5時45分発の長野行きは飯田線内でいくつかの駅を通過する快速「みすず」ですが、長野6時31分発の飯田行きは普通列車で、総距離163.6kmを4時間43分かけて走ります。南北に長い長野県の広さを実感できる列車かもしれません。
なお、塩尻-辰野間は最短距離(小野経由)をとらず、みどり湖・岡谷経由での運転。このため岡谷駅でスイッチバック(方向転換)を行い、列車番号も変わります。
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