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休み明けがつらくなる…心身の不調招く「社会的時差ぼけ」とは 連休中に守るべき3つのルール【専門家解説】

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心身の不調招く「社会的時差ぼけ」とは?(画像はイメージ)
心身の不調招く「社会的時差ぼけ」とは?(画像はイメージ)

心身の不調招く「社会的時差ぼけ」とは?(画像はイメージ)心身の不調招く「社会的時差ぼけ」とは?(画像はイメージ)

 2026年は祝日が金曜日や日曜日、月曜日と重なるケースが比較的多く、例年よりも連休が多い年と言えます。今から旅行の計画を立てている人は多いのではないでしょうか。ところで、連休中は元気だったのに、連休が明けた途端、疲労感に襲われた経験はありませんか。中には、集中できず業務に支障が出るケースもあるようです。

 連休明けに疲労感に襲われる原因や、連休後に疲労感なく仕事を始めるコツなどについて、事業場向けの産業保健支援を行うエムステージ(東京都品川区)産業保健事業部保健師業務マネジャーで、保健師の本田和樹さんが解説します。

連休明けがつらくなる理由

 連休明けは心身の不調を感じるケースが多いです。その背景には、気持ちの問題だけではなく、体のリズムが大きく関係しています。その原因の一つが「社会的時差ぼけ」と呼ばれる体内時計の乱れです。例えば、今年のゴールデンウイークは最大12連休、9月のシルバーウイークの時期も最大9連休にすることが可能だといわれています。また、2月や3月、7月なども祝日の関係で3連休になるケースがあり、体のリズムが乱れやすくなるため、注意が必要です。

 連休後の仕事がつらいと感じる理由はさまざまですが、今回注目したいのは「生活リズムの急激な変化」です。休暇中は、就寝時間や起床時間、食事の時間が不規則になりがちです。その状態から、急に規則正しい生活や緊張感のあるスケジュールに戻ると、自律神経や体内時計がうまく切り替わらず、心身に負担がかかってしまいます。

 その結果、頭痛やめまい、動悸(どうき)、肩こり、強い疲労感といった身体症状が現れたり、不安感やイライラ、集中力の低下、無気力感などの精神的な不調が出たりすることがあります。長期休暇明けに、こうした不調を経験したことがある人も少なくないでしょう。

海外旅行後の時差ぼけのような状態に

 この不調の大きな要因となるのが、先述の「社会的時差ぼけ」です。私たちの体には体内時計が備わっており、地球の1日(24時間)よりわずかに長い周期で、睡眠や覚醒、ホルモン分泌などをコントロールしています。

 ところが、仕事のある日と休日で生活リズムが大きくずれると、この体内時計にずれが生じます。休暇明けに急に元の生活に戻そうとすると、海外旅行後の時差ぼけと似た状態になってしまうのです。これが社会的時差ぼけといわれる理由です。

 休日の過ごし方を少し意識するだけでも、この社会的時差ぼけを防ぎ、連休明けのパフォーマンス低下を防ぐことができます。

「社会的時差ぼけ」を防ぐ3つのポイント

「社会的時差ぼけ」対策は、実はとてもシンプルです。「仕事の日と休日の生活リズムの差をできるだけ小さくする」ことが基本となります。

 ここでは、今日から実践できる3つのポイントをご紹介します。

(1)起床時間を大きくずらさない
休日の「寝だめ」は、生活リズムを崩す大きな原因です。理想は仕事の日と同じ起床時間ですが、難しい場合でも、ずれは1時間以内に抑えるよう意識しましょう。起床時間が安定すると、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌リズムも整い、夜に自然と眠くなりやすくなります。たくさん寝ることよりも、「同じ時間に起きる」ことが、疲れにくい体づくりにつながります。

(2)食べる時間を整える
体内時計は脳だけでなく、胃腸などの内臓にも存在しています。休日でも朝食をなるべく決まった時間に取り、夜遅い時間の食事は控えるようにしましょう。忙しい朝は少量でも構いません。何か食べることで、体と脳が「活動モード」に切り替わります。また、就寝直前の食事を避けることで睡眠の質も保たれます。目安としては、就寝の3時間前までに食事を終えるのがお勧めです。

(3)太陽の光を浴びる
体内時計をリセットする上で、最も強い影響を持つのが「太陽の光」です。外出予定がない日でも、起床後30分以内にカーテンを開けて窓際で過ごしたり、ベランダに出たりして、積極的に光を取り入れましょう。太陽の光を浴びることで体内時計が整い、夜の入眠もスムーズになります。

休み明けの不調は「気合い不足」ではない

 連休明けの不調は、意志の弱さや気持ちの問題ではなく、社会的時差ぼけという体の自然な反応であることも少なくありません。少し生活リズムを意識するだけで、防ぐことができる不調もあります。楽しい気持ちと元気な体のまま仕事はじめを迎えられるように、無理のない範囲で、ぜひ今回ご紹介した3つのポイントを取り入れてみてください。

オトナンサー編集部

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