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【ラヴ上等2考察】ヤンキー女子が集団フルボッコ! ヤンキーの生態が分かる唯一無二の恋リア開幕

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※このコラムは「ラヴ上等」シーズン2 エピソード1〜4のネタバレを含みます。

■恋愛だけじゃない! ヤンキー達のカルチャーを垣間見ることができるラヴ上等

恋愛リアリティショー界隈に革命を起こした、Netflixの「ラヴ上等」が帰ってきました! 気合いの入りまくった元ヤンキーの参加者たちはほぼ全員タトゥーが入っており、事前に薬物検査まで実施されるという前代未聞っぷり。これはもはや恋リアオーディションというより、警察の取り調べです。

特にシーズン1よりもパワーアップしているのが、彼らの和彫り。刺青が入っているメンバーの人数だけでなく、それぞれの刺青の面積が桁違いに増えており、そのおかげで画面がとにかく賑やか。

オウムのような南国の鳥って日本で見ると原色がめちゃくちゃド派手に感じるんですけど、インコが本来住んでいる極彩色の花が咲く南国の森では、派手さを感じさせないほどに馴染むんですよね。

それと同様に、彼らの鮮やかな和彫りがこれまたド派手な学園のインテリアにめちゃくちゃどハマりしているのです。なんなら和彫りを入れていない人が地味に見えてしまうくらい、見え方が変わってくるほどのインパクトがあります。

中でも格闘家・マー君は裸にジャケット一枚で登場。しかし、和彫りのおかげでとても裸体には見えず、まるで服を着ているかのよう。こんな形で成立するコーデがあるのか……。

日ごろヤンキーのいない世界線に生きている視聴者の場合は、ヤンキーという新たなカルチャーを知る、という意味でもすごく興味深い番組になっているのです。

■幼卒にも配慮を忘れないアリーに、金カムボケの巻き込み事故に遭うたいちゃん

ヤンキーと一口に言っても、キャラクターは千差万別。前回に負けず、今回も濃すぎるメンバーが揃っています。

美容師のたいちゃんは顔面の半分とボディの広範囲にタトゥーが入っています。そのせいで、おばあちゃんからは「(顔にタトゥーで)地図書いてるの?」とつっこまれ、ゴールデンカムイボケに巻き込まれるなど、初見のインパクト大。おばあ、それ金塊の地図やない。イナズマや。

そんなイカつい見た目に反して、気になった女子を「るる様」と突然呼び出し、「変なことしたらビンタしていいから」と、しばかれたそうなMみをところどころに感じさせます。

いざ女子に本気でしばかれるとマジ泣きしてしまうなど、他のオラオラ系メンズとは違ったナイーブさも。とても素直なので褒められれば全てを受け入れるし、ちょっと気があるそぶりをされると、すぐ好きになってしまうちょろさもあってとてもかわいらしい。

ラッパー・モデルのアリーは還暦のじいさんかカズレーザーくらいでしか見ない、全身赤のド派手な装いで登場。護送中に走ってるパトカーから飛び降りて逃走したという、『ミッション:インポッシブル』のトム・クルーズばりの体当たりアクションをリアルで実現する強者です。

一方で「仏のアリー」と呼ばれるだけあり、乱闘を仲裁するなどムードを和やかにする場面もしばしば。自己紹介時に黒板へ板書きした「アリー」の文字の上には、「ありー」とカタカナにまでふりがなをふってくれるなど、最終学歴に幼卒がいた場合への配慮まで忘れないところも仏です。決め台詞「ワッサー!」の汎用性が高すぎるため、ワッサー言っとけばとりあえず場が収まるところもずるい。

他にも、「普通に地元で暴走族やって、半グレやって、でヤクザやってました」と、エスカレーター式の私立一貫校みたいな言い方でワルとしてレベルアップをしていったマー君や、大縄跳びから草むしりまであらゆる任務をなんでも器用にこなし、懲役時代の学びを見せつける塗装業・坊など、様々な経歴と個性を持ったメンバーが揃っています。

そして、全員に共通して言えるのが死線をくぐり抜けてきただけあって、乱闘があっても1mmも動じない。流石すぎます。

■言わないことが不誠実! 日本人の一般的な価値観と真逆のヤンキー文化

ヤンキーの考え方や価値観がはっきりと浮き彫りになっているのがまた、ラヴ上等の面白いところ。

駆け引きや空気、感情の行間を読むなんてものはなく、全てがド直球。思ったことは直接言葉で伝えることが正義、言わないのは相手に不誠実、という価値観が彼らのスタンダードとしてあるように思います。

モデル・るると格闘家・スポーツトレーナーのはーちゃんの確執では、それが顕著でした。後から加入したはーちゃんを受け入れられないるるは、そのネガティブな本音をはーちゃんにぶつけます。その理由は「直接言わないと悪口になるから」。

一般的に日本人はマイナスな感情を相手にわざわざ伝えずに、表向きは何事もなく接することが多いかと思います。その意図としては、揉め事が起きることや相手が無駄に傷つくことを避けるため。

しかし、彼らにとっては本音でぶつからないことの方が不誠実であり、そのことが相手を傷つけると考えているのです。「言わぬが花」や「事なかれ主義」といった、日本人らしいその場しのぎの価値観は彼らにはありません。

そして、この価値観から発生する彼らの行動がドラマをどんどん生み出し、面白さにつながっていくのです。本音でぶつかる分、根に持ったり引きずったりすることはありません。きちんと筋を通せば過去の失敗は許されますし、その後の関係も太陽のようにカラッとしているのです。

感情のままに嘘なくまっすぐぶつかる彼らの姿は、本音を隠して穏便に済ませようと生きている多くの日本人にとって、うらやましくも感じます。

■ヤンキーの掟を破ったばかりに、この世の悪夢のような目に遭うたいちゃん

この「本音でぶつかりあう」が顕著にあらわれたもう1つのシーンが、たいちゃんとバー勤務・まりりんの手紙事件でしょう。

たいちゃんに好意を寄せるまりりんは気持ちを伝える手紙を書くのですが、たいちゃんからのレスポンスはなし。この状況にまりりんが不満を抱える中、追い討ちのようにキャバクラ勤務・ひかるが「手紙に個別で応えるつもりはない。俺はひかるって決めてると、たいちゃんから聞いた」と女性陣に暴露します。

通常はたいちゃんが言葉で伝えたり行動を起こしたりしないことから「脈なし」の文脈を読み取り、それを答えだと受け止めるのが一般的な流れでしょう。しかし、彼らヤンキーの世界では、これはありえないアクションなのです。

ひかるがこれをまりりん本人に伝えることについても議論が分かれそうですが、彼らヤンキーの世界では気持ちをはっきり伝えることが正義であり仁義。たいちゃんの心が決まっているならまりりん本人に伝えるべきだと、女子達はまりりんのケツモチのごとく、たいちゃんをしばきあげます。

「人として良くない。本当にクズ」「そんな男いらない」「筋通して欲しい」と、人間性までボッコボコにする言葉の数々。強い……!

男性陣の争いは拳ですが、女子の場合は言葉。1つでも攻撃力が高い言葉を、3人から集中砲火のごとく浴びせます。これにはたいちゃんも号泣です。まりりんと話していたはずが突然わらわらと女性陣が登場して、状況も把握できないうちに人格否定されフルボッコ、まさに悪夢。数年後にフラッシュバックしそうなレベルの恐怖体験です。

しかし、たいちゃんも限られた時間の中で、まずは気になるひかるにアプローチしたかった、という気持ちもあったのでしょう。手紙をもらった昨日の今日で、全てのアクションはまだまだこれからのはずなのに、言い分を話す時間すらもらえず一方的にボコられるのは可哀想でもあります。

■とにかくメンズを囲い込み、ひかる牧場で泳がせたい。姫気質なひかる

たいちゃん、アリー、坊の3人から好意を寄せられ、モテまくっているひかるですが、彼女の立ち回りも非常に面白いものがあります。

おそらく彼女はまだ誰にも恋をしていないようなのですが、持ち前の姫気質によってキープ牧場からメンズが少しでも動こうとすると、とことん囲い込むのです。

例えばたいちゃんが自分の元に来ない日があれば呼び出し、たいちゃんがまりりんと絡めば乱入するなど、男性陣に「もうちょい行けば落とせるんじゃ?」と思わせる言動をして、他の女性に行かないよう程よく餌を与えるんですよね。

おそらく自分のものと認定した男が他に行くと、気持ちが掻き立てられ取り戻したくなる独占欲の強いタイプ。そしてまた手元に戻ったことを確認すると、気持ちが落ち着くのでしょう。しばらくするとまた男性がテリトリー内にいるかを確認するために、相手から自分に対する好意の言葉を引き出していくのですが、そこには承認欲求も入り混じっているような気がします。まさに自分が1番でいたい姫タイプ。さすがモテる女。

■たいちゃんリンチ事件の真相? 見えていないひかるの言動

ひかるはそんな感じなので、目の前でまりりんがたいちゃんに手紙を渡そうもんなら、「手紙書き直したって何!?」とたいちゃんに詰め寄ります。

その後の様子は映ってはいなかったのですが、今までの彼女を見ていると、たいちゃんへの独占欲に駆られて自分への好意はもちろん、まりりんに気持ちがないことを言葉で引き出すといった「詰め」や「誘導」を行っていてもおかしくありません。

そこから「まりりんに対して手紙の答えを個人で話す気はないとたいちゃんが言っていた」という例の発言につながるわけですが、ひかるの発言を女子達は全面的に信じて良かったのか、若干疑問が残ります。

それはひかるが誘導したために出た発言の可能性もあり、表現もどこまで正確なのか怪しいところです。たいちゃんがまりりんに好意がないのは事実だとしても、「個人で話す気はない」のあたりなど、本来のニュアンスと違って伝えられていた可能性も拭えません。

実際、焚き付けたのはひかる自身なのに、たいちゃんをシメる話になったらバツが悪そうな顔をして不参加。ひかるの発言内容についてたいちゃん側からの意見は聞けていないので、非常にグレーなんですよね。

■ノーワッサー疑惑の八方美人なひかる

ひかるはアリーから「気になっている人ができていないか? 自分と向き合ってくれているか」と質問されると、論点をずらして回答していたのも気になりました。

気になっている人の有無も、向き合っているかどうかも言わず、「アリーに安心しきっている」という謎回答。たいちゃんは「まりりんに気がないならはっきり言うべきだ」と、あれだけシメられていたのに、ひかるはその点を絶対に明言せず、可能性がありそうな言葉の種をまくんですよね。

ひかると男性3人による4人デートでも、この八方美人っぷりが出ていました。アリーには「アリー、たいちゃんと向き合う。坊は切る」と伝えたのに、その直後に坊に対しては「今日は坊のプラスの面が見えた。坊だけの良さがある」と、切るどころか気を持たせる始末。たいちゃんには「アリーは友達止まり。坊はDVが引っかかる。たいちゃんを一番男として見てる」と、たった数分で矛盾しまくりかつ、全員に気を持たせる都合のいい発言をするのです。

前述の通りヤンキーの世界は筋が通っていることが第一のようですが、これでは全く筋が通ってないし、めちゃくちゃノーワッサーなのでは?

普段の恋愛なら八方美人でもバレないんでしょうが、この距離の近さでやってしまうと、めくれた時にとんでもないことになるのでは? それこそたいちゃんに焚き付けたことが、自分にそのまま返ってくるような……。

■まっすぐ感情をぶつける分、スピード感が段違いなラヴ上等

ひかるとの4人デートのシーサー作りは、みんなの性格がよく出ていましたよね。たいちゃんのシーサーのテーマは「怒り」と、職業が美容師なだけあって、アートとして完成していました。アリーは「ひかるへの想い」だったり、バレンタインチョコもカロリーに配慮してイチゴを選んでいたように、相手思いで尽くすタイプ。一方の坊は「俺の好きな色」と、完全に俺軸。

ひかるの四角関係の恋模様や、かずくんの登場でLEOとの関係を考え始めたるるの曖昧な恋模様。盤石そうに見えて、マー君のしくじりでやや不安定となったあっすんとの関係。

みんな初手から一気に感情をぶつけて恋しにいく分、展開がとにかく早くて濃い! その分、他の恋リアよりも早く関係が出来上がってしまうため、そこに割って入らなくてはならない途中参加組のハードルが高すぎるのが、ラヴ上等のつらいところでもあります。果たして次回はどんな魂のぶつかり合いが起きるのか。また次回!

(やまとなでし子)

※本記事はライター個人の感想をもとに制作しております。個人を誹謗中傷するものではありません

Netflixリアリティシリーズ「ラヴ上等」シーズン2独占配信中

作品ページ:https://www.netflix.com/title/81769466

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