ゲン担ぎ? 競馬好き? なぜクルマに「馬のひづめ」ついてた もはや昭和カスタム文化どんな意味が
- 乗りものニュース |

かつては、馬の蹄鉄をグリルに飾っていた車両が街で見られました。どのような目的でつけていたのでしょうか。
蹄鉄は元々魔除けに使われていた?
かつてクルマのグリル部分に装飾品として、馬の蹄(ひづめ)を保護する蹄鉄(ていてつ)つけているドライバーがいました。もはや昭和のカスタム文化と言っていいほど見る機会は減っていますが、これにはどのような意味があったのでしょうか。
馬の蹄鉄が付けられたクルマ(画像:乗りものニュース編集部撮影)。
蹄鉄をなにかに付ける文化は最初、欧州で始まりました。10世紀のイギリスで修道士が悪魔を騙して悪魔のひづめに無理やり蹄鉄を打ちつけて二度とその家に近づかないと約束させ降参させた伝承があり、ドアに蹄鉄を飾ると魔除けけになる信じられるようになったそうです。また、イタリアでは馬の蹄鉄を修理したり、貸したりし、収入を得てお金持ちとなったという伝承があり、幸運の象徴ともされています。そのため、玄関の魔除けではではなく、アクセサリーのデザインとして現在も使われています。
クルマに蹄鉄を取り付けるようになったのも欧州が発祥です。前述した幸運を呼び込むゲン担ぎや、クルマの安全祈願のために魔除け使用されているようです。
なお、蹄鉄の向きによって、込められた願いが異なるといわれます。U字の開いている部分を上向きにしている場合は「幸運を受け止める」という意味があり、下向きの場合は悪いことから身を守る魔除けの意味があるそうです。クルマに使用する場合は上向きであることが一般的ですが、アクセサリーなどでは下向きのケースもあります。
こうした蹄鉄のお守りを扱っているカー用品店の担当者に話を聞くと、「ドイツでベンツやBMWなどのクルマで見かけた人から始まり、日本でも高級セダンなどにつけるのが流行り広まったようです」と話します。また、「馬は人を踏まない」という日本の馬に関する言い伝えもあり、「歩行者を轢かない」「クルマをぶつけない」などの、交通安全のために付けたという意味合いもあるといいます。また「競馬ファンが実際に競走馬などが使った蹄鉄をクルマに付けているケースもある」とのことです。馬券が当たるようにというゲン担ぎなどの理由とのことです。
現在では蹄鉄をフロントグリルなどに付けたクルマは、ほとんど見かけることがなくなりました。しかし、需要はそこまで落ちてないそうで、前述のカー用品店担当者は「確かにグリルにつける人は減りましたが、車内に飾るお守り用などでは蹄鉄デザインのアクセサリーは販売されています。お守りとしては人気があります」と、蹄鉄は形を変えて需要があることがわかりました。
ちなみに、かつてメルセデスに所属したF1レーサーであるスターリング・モスは自身の車両に、幸運のシンボルとして蹄鉄を描いており、モスが2020年4月に亡くなった際は、メルセデスチームが敬意を表し、ルイス・ハミルトン選手とバルテリ・ボッタス選手の車両のフロントに蹄鉄が描かれた車両で、F1の70周年記念イベントにて走行したことがあります。
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