「バスのシフト作成」AIで激変! 残業45%減の試算も “職人技”からの脱却進む
- 乗りものニュース |

残業45%減も AIが計画を“一体最適化”
各種インフラの計画最適化ソリューションを手がけるALGO ARTIS(アルゴ・アーティス)は、同社の「OPTIUM(オプティウム)」が神戸市交通局の運営する神戸市バスに採用され、2026年10月1日から活用を開始したと発表しました。
神戸市営バス(画像:ALGO ARTIS)
バスの運行計画、特に営業ダイヤと運転士の勤務スケジュールである「仕業」の作成は非常に複雑で、担当者の経験と知識に依存する“職人技”といわれます。今回の「OPTIUM」は、AI・アルゴリズム技術を活用し、営業ダイヤと仕業を一体的に最適化。乗降データなどの利用実績や運転士の勤務条件、車両運用といった複雑な制約を考慮しながら、計画案を短時間で作成するといいます。
神戸市バスでは、このAIによる計画案で、総走行距離の約27%を占める回送距離を22%、運転士の年間残業時間を45%削減できると試算。限られた人員や車両を有効活用し、運行計画の高度化を図ります。
神戸市交通局によると、従来は1つの計画案を作成するのに約5か月を要し、複数の案を比較検討することも困難だったといいます。今回の導入で、さまざまな条件の計画案を短時間で複数作成できるようになり、作業負担の大幅な軽減や属人化の解消につながるものと期待しているとのことです。
このようなAIを活用した業務効率化の動きは、他のバス事業者でも進んでいます。名鉄バスでは2025年に同社のシステムを導入し、約8時間かかっていた1日分の「交番表」作成を3~4時間に、3週間かかっていた「乗務行路表」の作成を1週間に短縮しました。
また、青森県の八戸市営バスでも2026年4月から検証プロジェクトを開始しており、数か月を要したダイヤ改正の検討が、1日~数日程度に短縮できる見込みだといいます。
ALGO ARTISは、本取り組みを通じて神戸市バスの持続可能な運行を支援するとともに、AIの力で公共交通をはじめとする社会インフラの計画業務高度化に貢献していく、としています。
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