海外旅行の出費を抑えるためのアイデアが参考になる！ 「安い時期を選ぶ」「LCCを選ぶ」以外にみんなが実践していた節約策とは

JTB総合研究所は、円安が進んだ2023年以降に海外旅行をした人を対象に実施した「海外旅行の費用やコロナ前後の変化に関する意識調査」の結果を発表しました。

「高くても、やっぱりまた行きたい！」が6割越え

海外旅行の費用について、実際にどのように感じたか尋ねたところ、42.5％が「高かったが、想像の範囲内」、37.6％が「思ったより高かった」と回答しました。合わせると約8割が「高かった」と答えています。

海外旅行は高いので、「もう行きたくない」と思ったのか、「それでもまた行きたい」と思うか尋ねると、全体の64.7％が「今と同じくらい費用がかかっても来年もまた行きたい」と答えました。前項で「（海外旅行の費用が）思っていたより高かった」と感じた人でも、62.7％がまた行きたいと回答しています。

そこで、高くても行きたいと思う海外旅行の魅力についてインタビューしました。「さまざまなものをみて感動できる」「日本とは違う非日常と刺激がある」「インスピレーションを与えてくれる」などの声が多く挙がっています。

旅行費用を抑える工夫のTOP3は、「旅行費用が安い時期を選ぶ」「LCC（格安航空会社）などを利用」「比較サイトなどを活用」でした。滞在費用を抑える工夫のTOP3は、「日本から食料や飲料を持っていった」「物価が安い旅行先を選んだ」「土産物を買わなかった・控えた」となっています。

海外旅行費用の節約策についてインタビューしたところ、次のような声が集まりました。

・先月イギリス、ロンドンに1週間行きました。飛行機は直通だと高いのでドバイ経由のトランジットで行きました。半額くらいになりました。レストランのフィッシュアンドチップスは高かったので、安いところで買ってホテルで食べたりもしました。（旅行先：イギリス　女性　40代後半）

・到着時間を夜の便にすることで飛行機代の節約をしました。（旅行先：ハワイ　男性　30代前半）

・韓国に二泊三日で行きました。なるべくホテルを安いサイトを比較して予約したり、あまりハイシーズンに行かないように、平日に行くように工夫しました。ポイントサイトを経由することでホテルの予約金額の何％が還元される、というような仕組みがあるものを利用しました。（旅行先：韓国　女性　20代後半）

最後に、コロナ禍前と後に行った海外旅行先では、どんな変化を感じたかを聞きました。現地で感じた変化としては、「旅行先で見かける日本人が減った」（22.2％）、「現地の衛生対策が以前より充実した」（19.0％）、「観光施設などに入場するのに事前予約が必要になった」（18.6％）などが上位に上がりました。

旅行を計画する際に感じた変化は「行きたい旅行先への直行便が少なくなった」「海外旅行に行かなくても、国内旅行で十分と思うようになった」（各19.5％）、「旅行会社のプランが減った」（18.6％）などが多くなっています。

調査概要

調査方法：インターネット調査会社が保有しているモニター対して、webアンケート調査／インタビュー調査を実施
対象者：スクリーニング調査：日本国内に居住する 20 歳以上の男女（3,851名）
　　　　本調査：2023年以降に観光を目的とした海外旅行をした人（221名）
　　　　インタビュー調査：本調査と同条件で、インターネット上のチャット形式で実施（22名）
調査時期：2024年9月26日～10月2日

JTB総合研究所
https://www.tourism.jp/

（マイナビ子育て編集部）

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