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元・箱根駅伝ランナーたむじょーさん「箱根駅伝出場の次の目標は、 走ることの楽しさを伝えるYouTuber」

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元・箱根駅伝ランナーたむじょーさん「箱根駅伝出場の次の目標は、 走ることの楽しさを伝えるYouTuber」
元・箱根駅伝ランナーたむじょーさん「箱根駅伝出場の次の目標は、 走ることの楽しさを伝えるYouTuber」

たむじょー●「ランニング×コメディ」をテーマに活動するYouTuber。1997年生まれ。千葉の船橋市立船橋高校から帝京大学に進み、駅伝競走部の副主将を務める。18年、箱根駅伝に出場。大学卒業と同時にYouTuberデビュー。趣味はゲームとお笑いを見ることで、いちばん好きな芸人はサンドウィッチマン。

History

●2006年(9歳) お笑いに目覚める。
●2007年(10歳)陸上を始める。この頃から箱根駅伝出場を夢見る。
●2017年(18歳)大学入学と同時に駅伝競走部に入部。
●2018年(20歳)箱根駅伝出場。
●2019年(22歳)関東学生陸上競技対校選手権3000m障害に出場し現役引退。
●2020年(22歳)大学卒業当日にYouTuberデビュー。
●2022年(25歳)チャンネル登録者数9万人を突破。


「俺、実業団行かないし、就職もしない。YouTubeやろうと思ってるんだ」


 お正月の風物詩、箱根駅伝に出場する選手たちの卒業後の進路は、実業団や大企業への就職が今までの既定路線。ところがたむじょーさんは大学の卒業式の夜にYouTuberデビューします。

「箱根駅伝出場の夢が叶い、その後は燃え尽き症候群みたいな感じになりました」。実業団の選手や会社員になってからの目標が見えず、考え抜いた末に選んだ職業が、「ランニング×コメディ」がテーマのYouTuber。子どもの頃から目立つことと人を笑わせることが好きで中学時代からSNSにネタを投稿したり、お笑いコンビを組んで文化祭で漫才もしていたたむじょーさんがこの道を目指したのは自然な流れでした。

 真面目なイメージの箱根ランナーがコメディ動画を投稿する意外さも相まって、「たむじょーYouTube」のチャンネル登録者数はもうすぐ10万人。真剣に、ときにはふざけ、老若男女の視聴者に走る楽しさを伝えています。


年齢も性別も経験も関係なく、 すべての「走りたいひと」の モチベを上げる動画を作りたい


 たむじょーさんの動画は「駅伝強豪校の合宿潜入ルポ」や「選手権出場」などのガチ系から「1時間正座からの1000m」「ウェディングドレスを着て1000m」といったおふざけ系まで、振り幅が広いのが特徴です。

「走るのに特別な道具はいらないし、自分が好きなペースで、1人でできる。季節の変化を感じられるし、何より走ったあとが超爽快。走るってほんと素晴らしいってことを伝えたいです!」と力強く語ります。「僕の動画を見て、身体を動かすのが苦手な人や、しばらく運動から遠ざかっている人にも『走ってみようかな』と思ってもらえたら最高ですね」


575日間、毎日ひたすら動画を投稿したのは 1人でも多くの人に知ってもらうため


YouTube活動は地元の同級生の「撮影者」君との二人三脚。「撮影者」君は主に撮影と編集、インタビューを担当、演者とサムネ制作はたむじょーさん、企画は2人で行います。「やりたいことをして個人で生きていく以上、他の人の何百倍も努力しないと生き残れません」。その覚悟の1つが「毎日動画投稿」でした。


ランニング×「笑い」にこだわる理由は……


貧血に苦しみ、陸上の成績が伸び悩んだ中学時代。ふさぎ込むたむじょーさんの心の支えは、テレビのお笑い番組でした。「『笑い』は救いでした。だから今度は僕が『笑い』で誰かを楽にしたい。『ランニングにコメディ混ぜるのってめずらしくないですか?』ってよく言われますが、笑いは僕にとっての要。だから絶対になくしません」


勉強はずっと苦手だけど、 好きなことなら頑張れた。 それが陸上とYouTube


「勉強で勝てない分、部活で頑張って高いレベルで戦いたい思いがずっとありました」。得意なことで勝負するスタンスは今も同じ。大学卒業後、教習所の仮免の筆記試験に19回落ちる一方、カメラの前で話すスキルや文章力、サムネのデザイン力はメキメキ向上。現役ランナーと互角に走る力もキープしています。



今の目標の1つは、 駅伝を世界に流行らせること


「駅伝は日本が発祥の競技。でもタスキをつなぐ楽しさや、走る人も見る人も熱くなれるストーリー性は世界中の人の心に響くと思います」。海外へ自由に行ける状況になったら、世界中のランナーとチームを組んで走る動画をYouTubeで配信し、駅伝を世界中に広げる。そんな大きな夢を胸に、今日もたむじょーさんは走ります。

撮影/久富健太郎(SPUTNIK) 取材・文/宇野津暢子


参照:『サンキュ!』2023年1月号 連載「あしたを変えるひと」より。 ※掲載している情報は2022年10月現在のものです。

撮影/久富健太郎(SPUTNIK) 取材・文/宇野津暢子 編集/『サンキュ!』編集部

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