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常備薬、ワクチン、おむつや液体ミルクはどのくらい? 防災の日に見直したい「子どものための災害時の備え」

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  • マイナビウーマン
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今年も防災の日がやってきました。通常の備えーーフリーズドライ食品や水、懐中電灯、充電器などだけでなく、今年は子どものための備えも見直してみませんか? どんなものが必要なのか、小児科医の森戸先生に聞きました。

■お薬手帳が大事な理由

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(※画像はイメージです)

クリニックで初診のお子さんの持病の薬について保護者の方にたずねると、数年飲み続けている薬でも名前がわからないことがあります。薬の名前を正確に覚えるのは意外と難しく、ど忘れすることもあるでしょう。だから、お薬手帳が大事なんですね。

このお薬手帳は、災害時にも役立ちます。かかりつけでない病院や診療所で、薬をもらうときに必要になるためです。最近では、お薬手帳は紙の冊子だけでなく、アプリもあります。災害時でもスマホは手元にあることが多いと思うので便利ですね。

マイナンバーカードを保険証として使っている場合、薬の内容が記録されているので、いざという時の確認方法として有効かもしれません。いずれの方法にしても、ご両親がお子さんに必要な薬の名前や量などの情報を把握しておきましょう。

そのほか処方薬は限度を超えての投薬期間分を出してもらうことはできませんが、手元になくなるギリギリに受診して出してもらうのではなく、少しだけ余裕を持てるよう早めの受診でもらっておくと災害時にも安心です。

子どもの持病の薬で多いのは、喘息の吸入薬、アトピー性皮膚炎の内服薬や外用薬、食物アレルギーの頓服薬など。重篤なアレルギー反応であるアナフィラキシーが起こったときに打つ「エピペン」は通常ふたつもらえるので、普段から災害に備えて持っておきましょう。

一方、自然治癒する風邪の薬は備蓄しておかなくても大丈夫です。市販薬で用意するとしたら、解熱鎮痛剤のアセトアミノフェンがあるといいかもしれません。急な頭痛や発熱などに対応できるからです。

■ワクチン接種も災害の備えのひとつ

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(※画像はイメージです)

また、災害時には土砂などによる汚染や水不足などにより衛生環境が悪くなったり、疲れやストレスなどにより体調を崩しやすくなったり、大勢の人が1か所に集まる避難所生活で感染症が流行したりすることがあります。

それでも必ずしも必要な医療をすぐに受けられるとは限りません。ですから、せめて予防できる病気を避けるため、必要なワクチンの接種が終わっているかどうかは重要です。

例えば、土の中には破傷風菌がいます。破傷風のワクチンを未接種のまま、災害時に泥などに触れたり、片付けをしたりしている際に傷口から菌が入り込んで感染すると、命に関わることにもなりかねません。だから、災害にボランティアなどに行く大人にも、追加接種が推奨されているんですね。

どのワクチンも同じように大切ですが、おたふく風邪、水ぼうそう、麻疹や風疹なども流行しやすいもの。この機会に母子手帳で接種歴を確認しておきましょう。接種し忘れているワクチンがあれば、すぐに接種してください。

これはお子さんだけではありません。特に麻疹・風疹を防ぐ「MRワクチン」は、接種していない、または一度しか接種していない世代があります。少し前はMRワクチンが品薄でしたが今は元に戻っていて、内科などで1万円程度で接種できるはずです。接種していない人、1回のみ接種の人はできれば接種しておきましょう。

■液体ミルクや食品、紙おむつの備蓄も大切

最後に、子どものための備えとしては、液体ミルク、離乳食やアレルギー対応食、紙おむつなどを必要に応じてストックすることも大切です。

まずは、液体ミルク。ただ災害時であっても母乳が出て、お母さんが心身ともに大丈夫な状態であれば母乳育児を続けましょう。

災害時には、母乳育児を続けられるのか不安になる人も少なくないと思います。しかしもし一時的に母乳が出なくなったように感じても、頻回授乳を続けることで分泌量は戻ってきます。

一方で、避難所などの人目の多い場所で授乳するのは大変なこと。特に男性が近くにいる場合、ケープ等があっても授乳に抵抗を感じる方も多いでしょう。本来、行政が仕切りやテントなどを使ってプライバシーを守れるような避難所設計を行うことが必要ですが、それができないのなら授乳室を作ることが大事だと思います。

いずれにせよ、普段は母乳育児をしているご家庭でも、常温保存ができ、哺乳瓶のちくびを直接つけられるタイプの液体ミルクを備蓄しておくと安心だとは思います。非常事態に直面したときに母子が離れていたり、お母さんが体調不良だったりと何らかの理由で母乳があげられないケースも想定でき、赤ちゃんの脱水や栄養不足が心配だからです。

次に、離乳食やアレルギー対応食も準備しておきたいものです。災害時の炊き出しで、離乳食やアレルギー対応食を出してもらうのは非常に困難です。普段から非常時持ち出し用リュックにレトルト食品などを入れ替えながら一定数置いておく「ローリングストック」をするといいでしょう。

紙おむつも、水が貴重で洗濯が難しい災害時には特に、たくさんあればあるだけ助かります。普段から少し多めに購入しておくといいでしょう。

このように子どもの健康や生活を守るためには、普段からの災害対策が大切です。ぜひこの機会に、ご家庭の備えを見直してみてくださいね。

(解説:森戸やすみ 構成:大西まお)

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