【漫画】探偵社に「30歳息子の捜索依頼」 無事見つかるも…営業さんが依頼主にブチ切れたワケ【作者取材】
- オトナンサー |

漫画「息子探しでまさかのブチギレ」のカット(野々さん提供)
野々さんの漫画「息子探しでまさかのブチギレ」が、インスタグラムで900以上の「いいね」を集めて話題となっています。
探偵社で働く作者。ある日、「30歳の息子の行方を調査してほしい」という依頼が入りました。調査の末に見つかったのですが…という内容で、読者からは「こんな仕事があるんですね」などの声が上がっています。
探偵社で経験した、印象深い出来事
野々さんは、インスタグラムやnoteで作品を発表しています。また「稲葉野々」の名義では、絵本「くだものベッド」と「やくそくのパーティー」(いずれもラフコネクト)を出版しています。野々さんに作品について話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
野々さん「10年くらい前から趣味で漫画を描いていましたが、デジタルで描いて公開しようと思ったのはコロナ禍の時期です。外にあまり出られないということを逆に利用して、1年あればなりたいものになれるんじゃないかと思い、『1年で絵本作家になる!』と自身で企画を立てました。そうして本格的にインスタグラム運営に取り組み、毎日漫画やイラストを投稿して、絵本作家になる方法を模索していました。結果、出版社からお声がけをいただきました!その経緯は、noteに書いてありますので、ぜひご覧ください」
Q.このエピソードを漫画にしようと思った理由を教えてください。
野々さん「探偵社に入社したばかりの頃、営業さんの仕事に同行させてもらって初めて実際に現場を見たときのことで、とても印象深かったんです。『営業さんって、ただ依頼者にいい顔して契約を取るだけじゃなくて、こうやって活を入れたり、アドバイスをしたりするんだな』と、まだ新卒で22~3歳だった私は、そのけんまくにビビりながらもかっこいいと思いました」
Q.営業さんの一喝のあと、依頼者とその息子さんはどうなりましたか。
野々さん「営業さんはこの後も依頼者たちと連絡を取り合って、再発しないようアフターフォローをしていました。結局、逃げていた息子さんは自立して一人暮らしができるようになったらしく、『親との適切な距離を取れてよかったね』ということで、ハッピーエンドで案件を終了しました」
Q.探偵社のお仕事はかなり珍しいですが、この仕事についた経緯などを教えてください。
野々さん「ミステリー小説を書きたかったので、いいネタがありそうだと思い入社しました(笑)。入社の際に面接官にも伝えていたのですが、『面白いね!』と笑って受け入れてくれました」
Q.「人探し」の仕事はかなり多いのでしょうか。
野々さん「浮気調査よりは少ないですが、頻度は高かった印象ですね。亡くなってしまっていたパターンもありますし、『初恋の人探し』や『神隠しのように急にいなくなった人を探す』など、いろいろなパターンがありました。情報が少ないと見つかりにくく、本人が意図して逃げている場合は、3割くらいしか見つからなかったかもしれません」
Q.ご自身の職業遍歴についての漫画を発表することで、何か影響はありましたか。
野々さん「時間がたてばたつほど、自分がやってきた仕事の記憶が薄れてしまうので、漫画として残せているのはよかったですね。また、読んだ方から『こんな仕事があるんだ!』『面白い!』などとコメントをいただけると、私がやってきた経験が今になって生きているのを実感して、自己肯定感が上がりました(笑)」
オトナンサー編集部
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