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「電動キックボード」どんな乗りもの? glafit新作は「椅子のないスクーター」

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  • 乗りものニュース
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和歌山の乗りものメーカー、グラフィットが、電動キックボード「x-scooter LOM」の販売予約を開始しました。世界的に電動キックボードが普及し、日本は周回遅れの状況ですが、普及の可能性はあるのでしょうか。

新型コロナで注目の「パーソナルな乗りもの」として

 和歌山市に拠点を置く乗りものメーカーのglafit(グラフィット)が2020年5月28日(木)、電動キックボード「X-SCOOTER LOM(クロススクーター・ロム)」の国内発表会をオンラインで開催しました。同日から、インターネットのクラウドファンディングサイト「makuake」を通じ、200台の先行販売(寄付に対する返礼品という形)が行われます。

 グラフィットは2017年、折りたたみ自転車タイプの電動スクーター「GFR-01」を「makuake」にて販売し、およそ2か月で当時の国内クラウドファンディング史上最高の資金調達額となる1億718万円を集めたという実績を持ちます。その後、同製品はインターネット通販だけでなく、カー用品店「オートバックス」など全国で対面販売も行われているほか、ヤマハとも業務提携を結び、バイクのレンタルサービスなどでも取り扱われています。

Large 200528 xscooter 01「X-SCOOTER LOM」走行イメージ(画像:glafit)。

 今回の「X-SCOOTER LOM」は、グラフィットの第2弾となる製品で、2020年1月にアメリカ ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「CES2020」にて初公開されました。新型コロナウイルスの影響により遅れたものの、今回、満を持しての国内発表だといいます。なお、日本においてこの製品は原付1種に分類されます。

「新型コロナウイルスの影響下、公共交通機関に抵抗を持つ人が生じており、パーソナルな移動手段のニーズが高まっています。クルマを使えるところならばいいですが、都市部はそうもいきません。隣駅の町へ行くくらいのちょっとした移動に『ちょうどいい乗りもの』として提案します」(グラフィット 鳴海禎造社長)

 また、「GFR-01」は50代以降のユーザーが多いのに対し、この「X-SCOOTER LOM」は10代からをターゲットに想定しているとのこと。「若い人には自転車タイプよりも目新しく映るはず」(鳴海社長)とのことです。

電動キックボードというより「椅子のないスクーター」

 とはいえ、電動キックボード自体は取り立てて珍しいものではありません。このような乗りものは、多くの国で運転免許なしに乗ることができ、アメリカなどでは、たとえばビジネスマンが背中とリュックのあいだに挟むなどして持ち歩き、ちょっとした移動に使うケースもあるなど、世界的に普及しているといいます。

 日本でも、通販サイトなどで多くの電動キックボードが売られています。「そのほとんどは、おもちゃの延長線上」と鳴海社長はいいますが、なかには「X-SCOOTER LOM」のように、日本の法規に合わせてウインカーなどの保安部品を取り付け、原付1種として公道を走れるようにしたものもあります。ただ、いずれにしても日本では、こうした電動キックボードが普及しているとはいい難い状況です。

Large 200528 xscooter 02ヘッドランプはバイクと同じく常時点灯。ウインカー類も備わる(2020年5月、中島洋平撮影)。

 今回の「X-SCOOTER LOM」は総重量16.5kg、通常出力350wで、最高速度は25km/h以上。そのパワーは自転車タイプの「GFR-01」よりも大きく、トレーラータイプの荷台を連結して、荷物運搬の用途も想定しているとのこと。おもちゃの延長線上ではなく、「バイクから椅子を外した立ち乗りのスクーター」(鳴海社長)だといいます。

 それこそ、ビジネスマンが持ち歩いて使うような用途は困難な「しっかり」したものですが、鳴海社長はここに、本製品の狙いがあると話します。

「様々な国で電動キックボードが普及した結果、事故も発生しており、法規制が必要だという流れになってきています。その内容は、灯火類などの保安部品を取り付けるといったもので、おおむね、日本の原付の基準に近くなってきているのです」(グラフィット 鳴海社長)

 電動キックボードが日本で全く普及しないなか、世界ではひととおり普及して、問題も起き、日本の基準に近い法規制が進んでいる――この状況を鳴海社長は、「日本は『周回遅れのトップランナー』」だと表現します。

女性にもオススメ! 乗り味も面白い

 世界的にはバッテリーを車体に内蔵したキックボードが多く、バッテリーの劣化とともに車体ごと廃棄されるケースも多いといいます。このため、「X-SCOOTER LOM」はバッテリーをステップとステップのあいだに配置し、交換可能にしてあるそうです。

 またその電圧も、「GFR-01」が36Vだったのに対し、今回は48Vを採用、モーター出力も「GFR-01」より大きいそうです。そのハイパワーにより、「乗り味も面白くなっている」(グラフィット 鳴海社長)とのこと。

Large 200528 xscooter 03折りたたみ自転車タイプの「GFR-01」(左)と、「X-SCOOTER LOM」(2020年5月、中島洋平撮影)。

 航続可能距離は標準バッテリーの満充電時で40kmだそうですが、乗る人の体重や、坂道走行の多さ、信号待ちによるストップ&ゴーの多さも影響してくるとのこと。充電回数を減らしたい人のために、標準より1.5倍の大容量バッテリーも用意しているそうです。このほか、タイヤもフロント12インチ、リア10インチと一般的なキックボードよりも大きく、障害物を乗り越えられるだけの性能を持たせているといいます。

「自転車タイプの『GFR-01』は、スカートをはいていると巻き込んでしまうという声がありましたが、今回は立ち乗りなので女性にも乗りやすいと思います。立った姿の美しさを追求してデザインしています」(グラフィット 鳴海社長)

 なお、前出のとおり「X-SCOOTER LOM」は原付1種に分類され、たとえ電源オフの状態で人力のキックボードとして乗ったとしても、ヘルメットを着用し、車道を走行する必要があります。歩道で使えるのはバイクと同様、押して歩く場合のみです。

【動画】「X-SCOOTER LOM」乗ってみた!

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