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重責担う「新大阪の最寄りIC」工事進む 阪神高速「淀川左岸線」のいま 前倒し開通なるか

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  • 2021年10月18日

大阪市と阪神高速道路が建設を進めている「淀川左岸線」のうち、新御堂筋に接続する豊崎ICの工事が進捗しています。新大阪からすぐの立地にできるICにより、周辺は大きく変わりそうです。

構造物の工事も始まった「豊崎IC」

 大阪市と阪神高速道路が建設を進めている「淀川左岸線」、その当面の終点となる予定の豊崎IC(仮称)について、工事が本格化しています。阪神高速道路によると、2021年10月現在、一部ランプでは橋脚基礎工事を推進しているほか、「延伸部」に接続するランプについても、杭基礎や地中連続壁(土留め)の施工といった構造物の建設が始まっているそうです。

Large 211012 toyosaki 01淀川左岸線2期のルート概要。新大阪側の終点に豊崎ICができる(画像:阪神高速道路)。

 淀川左岸線は5号湾岸線の北港JCTから近畿道・第二京阪の門真JCTまで、淀川の南側を東西に結ぶ予定の路線です。現在はその西側、北港JCTから3号神戸線 海老江JCTまでの第1期5.6kmが開通しています。

 そこからさらに東へ4.4km、豊崎ICまでが「淀川左岸線2期」とされる区間です。途中には、国道176号(十三バイパス)やあみだ池筋などと接続する大淀出入口(仮称)も設けられます。1期区間は淀川から南のやや内陸側を地下トンネルで貫きましたが、2期区間は路線名の通り淀川の“へり”を進むルート。本線は川の堤防と一体になったトンネルで、豊崎ICにて新御堂筋(国道423号)の新大阪方面へ接続します。

 豊崎ICから新大阪駅までは北へ2km足らず。東海道新幹線をはじめ多数の鉄道が乗り入れる新大阪駅、その最寄りの高速道路出入口となることから、このICの整備を前提に、様々なビッグプロジェクトが動いています。

万博までに前倒し開通アリ?

 2期区間の開通は2026年度末が予定されていますが、国土交通省は2021年8月、大阪の湾岸部で2025年に開催される万博に向け、前倒しで整備することを表明しています。万博開催時に新大阪駅、大阪駅から万博会場までのシャトルバスルートとして暫定利用する構えです。

 さらに、新大阪駅には2037年頃、リニア中央新幹線が乗り入れる予定です。これを見据え、新大阪駅から十三駅や淡路駅周辺を含めた大きな範囲での再開発が計画されています。

 このなかで、新大阪駅は「日本屈指の一大広域交通ターミナル」となるべく、高速バスターミナルが整備される予定。鉄道の乗り換えだけでなく、大阪のなかでも便利な高速道路アクセスを望めることから、大阪圏はもちろん、西日本における交通の拠点として整備される見込みです。

Large 211012 toyosaki 02豊崎ICの杭基礎工事の様子(画像:阪神高速道路)。

 なお、豊崎ICから東、近畿道に接続する門真JCTまでの区間「淀川左岸線延伸部」も地下トンネル主体で整備される計画です。既存市街地を通過することから、一部区間は地下40mより深い「大深度地下」で計画されています。

 阪神高速道路によると「延伸部」の工事進捗は2021年10月現在、豊崎IC部のほか、本線についても工事着手に向け支障物撤去工事を進めているとのこと。この区間が開通すれば、淀川左岸線は2020年に全線開通した阪神高速6号大和川線や、4・5号湾岸線、近畿道などとともに、大阪市の近郊を取り囲む環状道路「大阪都市再生道路」を形成することとなります。

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