電力自由化で電気代が高くなる?いつもは大丈夫でも高騰する時もあり!その原因調べたよ!

電力自由化になり自由に電力会社を選べるようになりました。

自由に電力会社を選べるので、「年間の電気代を節約できる!」と思い、電力会社を乗り換えてみると思ったよりも電気代が高いなと感じることがあります。

また2021年初頭は、市場連動型を提供している電力会社のプランの請求金額がとても高くなり、電気代の支払いが約10倍になった人もいました。

こんなにも電気代が高くなるとは思ってもみなかったと、SNS上でたくさんの声が見受けられました。

電気代が高騰して支払いが高くならないように、電力自由化や電気代の高騰について解説していきます。

市場連動型プランで電気代が高騰!?

2020年12月から2021年1月にかけて、電気代が高騰しました。

対象になったのは市場連動型のプランで契約をしている利用者です。

市場連動型の電気プランは日本卸電力取引所(JEPX)での取引で、新電力の会社が電力を仕入れてくるのですが、その価格が異常に高騰しました

普段は1kW時あたり、10円前後なのですが2021年1月は1kW時あたり251円にもなり、これは世界的にも過去最高でした。

こんなにも電気代が高くなった理由は、寒波と液化天然ガス(LNG)の全国的な不足が原因です。

全国的に厳しい寒波が訪れて電力の消費量が日本全体で増え、さらに近隣の中国、韓国でも寒波が訪れました。

近隣諸国でも寒波になったので、電力の発電に必要な液化天然ガス(LNG)の奪い合いになってしまい、火力発電に必要な燃料が日本国内で不足してしまいました。

これらの状況が重なり、電力の取引をする日本卸電力取引所(JEPX)では電力が不足し、取引価格が上昇して電力の仕入れ単価が高くなってしまったのです

いま契約している電力会社のプランが市場連動型かどうか、心配な人は電力会社に問い合わせるなどして確認しておきましょう。

電気代が高騰した市場連動型プランとは?

そもそも電気代が異常に高騰した「市場連動型プラン」とはどのようなプランなのでしょうか?

電力プランには2種類のプランがあります。

「市場連動型プラン」と「市場連動型以外のプラン」です。

市場連動型プラン」は電力の取引をしている日本卸電力取引所(JEPX)で電力を仕入れてきて、それを新電力が販売している形式のプランです。

メリットは市場の電力価格に連動するので、電力の市場価格が安いときは安く、高いときは高いというシンプルなものです。

電力自由化よりも前は各エリア一社独占で、それぞれのエリアで契約できる電力会社は東京電力や関西電力などでした。

大手電力会社では固定の電気料金だったのですが、電力自由化で新電力と呼ばれる新しい電力会社ができ、ほとんどの新電力では自前での発電設備を持っていません。

なので、日本卸電力取引所(JEPX)で電力を仕入れてきて、それを契約している消費者に販売する仕組みです。

新電力の多くが市場連動型のプランというわけではなく、電力会社のプランによって「市場連動型」か「市場連動型以外」かのプランに分かれます。

市場連動型を採用している電力会社でも、すべてのプランが市場連動型とは限らないので、気になる人は各電力会社の公式サイトや問い合わせるなどして確認しておきましょう。

電気代が高い!とSNSでの反応

市場連動型のプランで電気代が高騰して、様々なところでニュースになり利用者からも電気代が高くなったとの声があります。

市場連動型は普段は安く電気代が高くなるリスクがあるにしても、さすがにここまでの電気代の高騰は予想外ですよね。

一部では高騰した電気代への救済策あり

市場連動型のプランは市場価格に連動するので、高くなるリスクがあるにしてもここまで電気代が高くなるとは想定していませんでした。

なので電力会社によっては、一部の電気代を割引にしたり、高くなった分は免除するなどの救済策があります。

ハチドリ電力は「電力取引価格の高騰に関するお知らせと対応について」で異常高騰した分の電気代を会社が負担するとし、自然電力のでんきは「日本卸電力取引所(JEPX)電力取引価格高騰に関する重要なお知らせ(第4報)」で最大3万円の値引きを発表しました。

また、電気代を免除や割引しないとしても支払いを分割にする方法をとる他の新電力もあります。

市場連動型プランとの上手な付き合い方

電気代が異常に高くなる部分だけが注目されてしまった市場連動型のプランですが、利用方法によってはメリットを活かして安く使うことができます。

電気の取引をしている日本卸電力取引所(JEPX)は30分おきに電力の価格が変動します。

朝7時~9時、夕方4時から夜10時の時間帯は電力価格が高くなる傾向があるので、その時間帯では浴室乾燥などの電気代が高くなりがちな家電などは使わないことです。

また少し面倒かもしれませんが、日本卸電力取引所(JEPX)のサイトで時間帯別に電力がいくらで取引されるのか、価格を前日に確認することができます。

これから市場連動型のプランに申込みをしようと思っている人は、電気代が高騰した場合にどのような対応を電力会社が取るのかを確認しておくとさらに安心ですね。

電気代が高くなる?電力自由化とは

「電気代が高くなるの?安くできるの?」と疑問を持つ人も多いと思います。

テレビを見ているとCMで電気代が安くなるという宣伝を見かけることがあります。

そもそもの電力自由化とはなんなんでしょうか。

電力自由化とはこれまで各エリアで一社独占状態だった電力事業を「発電」「小売り」「送配電」の事業に分離して、自由に電力市場に参入できるように法整備や制度を新しくしたことです。

簡単にいうと、各エリアで決められていた電力会社以外からでも自由に電力プランが選べるようになりました。

電力自由化のメリット

電力自由化になり、多くのメリットがあります。

最大のメリットは電力プランを自由に選べることで、毎月の電気代を節約しやすくなったということです。

電力自由化よりも前は、東京電力や関西電力などの大手電力会社が料金を設定して、国が審査して決めるというものでした。

ですが、電力自由化になり新電力として多くの電力会社が電気事業に参入したことで競争が起きて、電気料金のプランの値下げ競争が始まりました。

これにより、電力自由化の最大のメリットである価格競争が促進されて、安い電気料金プランを選べるようになります。

電力市場が活性化して料金が安くなる以外にも、電力自由化にはメリットがあります。

例えばガスやインターネット、スマホ、ガソリンなど既存サービスとの掛け合わせで割引や特典が付いてくることがあります。

他にもライフスタイルや家族構成にあった使い方、基本料金が0円のプラン、環境に優しい発電方法の選択、新電力に乗り換えても工事がいらないなどのメリットです。

新電力の公式サイトから24時間いつでも申込みができるので、忙しい人でも気軽に電力プランの乗り換えができます。

電力自由化のデメリット

電力自由化にはたくさんのメリットがありますが、デメリットもあります。

その中でも気を付けたいデメリットは、電力会社の乗り換え先を間違えると逆に電気代が高くなるということです。

例えば昼間はあまり家にいない人が、昼に電気代が安くなり夜は電気代が高いプランに申し込んだとします。

この場合、昼の時間帯の電気代がお得で夜は割高なのに、昼に家にあまりおらず夜に家の家電を使う時間帯が集中しているとプランが合っていないので、電気代が高くなりがちです。

自分に合ったプランを見つけるためにも、必ず各電力会社の公式サイトにあるシミュレーションを活用しましょう。

シミュレーションを活用すると、いま支払っている電気代からいくら節約できそうかの予測を立てることができます。

また解約時の違約金にも注意しましょう。

電力会社に申込みをして契約期間の途中で解約すると、違約金が1万円前後も取られてしまうことがあります。

高い違約金を払うことになればせっかく節約のために新電力に申込みしているのに、意味がないですよね。。

Looopでんきのように違約金が0円の新電力もあれば、新電力によっては違約金が1万円前後のところもあります。

各電力会社によって違約金の条件が異なるので、申し込む前に必ず確認しておきましょう。

電気の質は変わらない

電力自由化になり、新電力と呼ばれる新しい電力会社がたくさんできました。

心配されるのが、新電力の電気代は高くないので電気の質が悪いのでは?ということです。

新電力だろうと大手電力会社だろうと、電気の質は同じです

大手電力会社の方が電気料金の設定が高いことがあるので、高いなら電気の質も良いだろうと勘違いされるのですが、新電力でも電気の質は変わりません。

電気の質は電気料金の高い安いに関係なく同じなので、新電力が停電しやすいとか家電の性能が変わるということはないので、ご安心ください。

新電力でも災害や停電は大丈夫

大手電力会社の方が電力量料金などの電気料金の設定が高いので、地震や台風などの災害に強いと勘違いされることがあります。

実際は電気代の設定が高い大手電力会社だろうが、新電力だろうが災害からの復旧のタイミングは変わりません

これは大手電力会社や新電力でも、電気を送配電している会社は同じ会社を利用し、同じ送配電ネットワークを利用しているからです。

各家庭やオフィスに送っている電気の送配電ネットワークは同じなので、地震や台風などの災害からの復旧のタイミングに差はありません。

なので、「隣の家は電気が戻っているけどうちは新電力だから電気がまだ戻らない・・・」ということにはなりません。

新電力会社が気になる方は以下の記事をご覧ください。

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スマートメーター

これまでは玄関先の上の方にある電気メーターはアナログメーターでした。

(引用:電力メーターとは|一般の方向け|東京電力パワーグリッド株式会社)

こちらの画像の左上がこれまでのアナログメーターです。

アナログメーターのデメリットは、月に1回ポストに入っている検針票でしか電気の使用量がチェックできませんでした。

なので、冷暖房を使う夏や冬の季節では「今月の電気代が高い・・・」と気付くタイミングが月に1回だけなんですよね。

ですが、画像の右にあるスマートメーターは違います。

いまではかなりの世帯がスマートメーターに交換されていて、スマートメーターはインターネットに繋がっているというメリットがあります。

電力会社によっては公式サイトのマイページにログインをすると、30分おきにどれぐらいの電気を使ったかをチェックすることができます。

30分おきの電気代を確認できるので、「今月の電気代が高くなるな」と思った場合すぐに冷暖房の温度を少し調整するなどして、電力消費量を見ながら節電することができます。

電力会社を乗り換えできないこともある

「電気代が高いなぁ」「在宅時間が増えて電気代が高くなるかもしれない」と気になって、新電力のことを知り、電気代の節約のために乗り換えたい!と思っても、電力会社の乗り換えができない場合があります。

  • 建物で一括して電力会社を契約している。
  • 大家さんが個別で電力会社と契約している。

この場合は自由に電力会社を契約することが難しいです。

建物全体で一括して電力会社を契約しているので、自由に好きな電力会社を選んで乗り換えることをしにくいのです。

大家さんが個別で電力会社と契約している場合は、交渉してみると自由に電力会社を選ばせてくれる余地はあるのかもしれません。

ただその場合でも、電気の契約は長期で契約していることがあるので、電力会社の切り替えまでに時間がかかる可能性があります。

オール電化の家庭は高くなるかもしれない

オール電化のご家庭はすぐに新電力に乗り換えするかどうかを決めず、しっかりと検討してから決めましょう。

というのも、東日本大震災をきっかけに日本の電力発電事情が変わりました。

東日本大震災よりも前からオール電化のプランを使っている場合は、そのままのプランを維持した方が毎月の電気代を節約できる可能性が高いです。

東日本大震災よりも後からオール電化を使い始めたご家庭は、新電力を検討して安くなるかもしれません。

背景にある理由は、東日本大震災をきっかけに各地の原子力発電所が停止したことにあります。

オール電化は原子力発電をベースに考えられていて、夜間に余った電力を安く買ってその電力を使って昼間に使うお湯を沸かしておくなどの仕組みです。

原子力発電では、昼間と夜で発電量を一定にしておきたいので、夜は電力余りが目立っていました。

ですが、いまは昼と夜の発電力を調整しやすい火力発電になっていて、以前ほど夜間での電力余りが起きているわけではありません。

なので、東日本大震災よりも前からオール電化を使っている人はそのままのプランを維持、震災よりも後からオール電化を使っている人は電気代が高い可能性があるので、新電力を検討してみてください。

電力自由化で日本の電気代が高くなる?

電力自由化で電気代が安くなるイメージが強いですが、場合によっては電気代が高くなる可能性があります。

まず最初にご紹介した市場連動型のプランは、市場での取引価格に連動するので電気代が平均よりも安くなることもあれば、大寒波で電力需要が伸びて電気が足りず値上がりをしたり、燃料不足など想定外の事態で電気代が高くなることもあります。

また日本よりも先に電力自由化を行った国では、電気代が逆に高くなってしまったという事例もあります。

原因の1つは発電の燃料になる天然ガスの値段の高騰があります。

また他に、発電設備への投資やメンテナンスにかかるお金も必要です。

いまは電力自由化になって年数が浅く、新電力の間での競争が激しいので電気代が安くなりやすいですが、もしかすると全体的に電気代が高くなることも考えられます。

電気代が高いと感じるならシミュレーション

いま契約している電力会社で電気代が高いなと感じるなら、シミュレーションして電力会社を見直してみましょう。

シミュレーションは各電力会社の公式サイトにあることが多いです。

もしくは電力比較サイトを活用してみると、新しい電力会社の候補を出すことができるので便利です。

エネチェンジ

エネチェンジ

エネチェンジ

エネチェンジは国内最大級の電力比較サイトで、掲載されている電力会社の数は1000社以上もあります。

これだけの電力会社の中からピッタリのプランを探し出すのは、個人ではなかなかできません。

ですが、エネチェンジのような比較サイトを活用すると簡単に選択肢をまとめて出してくれるので、比較がしやすいです。

比較するには登録は必要なく、郵便番号や一緒に暮らしている世帯人数、家にいる時間の状況やいま契約している電力会社、電気代を入力するだけです。

5分もあればどんな電力会社に乗り換えると、年間でいくらぐらいの節約になるのかを知ることができます。

すでにどの電力会社にしようか候補が決まりかけている人もエネチェンジで確認することをおすすめします。

というのも、特定の電力会社ではエネチェンジ経由で申し込みをすると、Amazonギフト券がもらえるお得なキャンペーンキャッシュバックキャンペーンを行っていることがあります。

電力会社を乗り換えるだけで年間の電気代が節約できて、しかもAmazonギフト券がもらえるのはとってもお得ですよね。

個人と法人の両方に対応しているので、電気代が高いなぁと感じている方はチェックしてみてください。

あわせて読みたい

電気チョイス

電気チョイス 2022年8月1日~2022年8月31日
内容 WEB限定!最大30,000円キャッシュバックキャンペーン
条件
  • 30000円/新電力+指定サービス
  • 3000円/新電力のみ(Looopでんきを除く)
  • ※指定サービス 光コラボレーションサービス or フレッツ光

電気チョイスは専門のスタッフが電話で相談に乗ってくれる電力の比較サイトです。

専門のスタッフが相談に乗ってくれるので、電力会社選びの細かい要望を伝えやすいです。

デメリットとしては、名前や住所、電話番号、いま使っている電力会社や請求金額などの個人情報を含んだことを伝えないといけない点です。

ただ専門のスタッフが親身になってどの電力会社にしたら良いかの相談に乗ってくれるので、電力会社選びの手間が省けやすいですね。

電気チョイスの公式サイトには、これまで成功した電気料金の削減事例が掲載されています。

飲食店の場合だと年間で約34万円の節約に成功していたりと、かなりの経費削減になっています。

ご家庭やお店、学校、スーパー、商業施設などで「いまの電気代が高いなぁ」「電気代が高くなるかもしれない」と感じるなら、電気チョイスで相談してみましょう。

エネナビ

エネナビ

エネナビ

エネナビも電気チョイスと同じように、専門のスタッフが電力会社選びを手伝ってくれます。

見積もりには名前や電話番号、メールアドレス、住所など個人情報の入力が必要ですが、専門のスタッフが相談に乗ってくれるので電気代の見直しで相談したいことを伝えやすいですね。

キャンペーンは行っていませんが、「エネチェンジ」「電気チョイス」と一緒に「エネナビ」も併せて利用するのがおすすめです。

理由は、3つの電力比較サイトでおすすめしてくれる電力会社が共通であれば、その電力会社にするのがほぼ間違いないからです。

手間と時間は少しかかってしまいますが、年間の電気代を節約するためにご紹介した3つの電力比較サイトを利用してみましょう。

季節によっては高いと感じる電気代を節約するチャンスです。

まとめ

2020年12月から2021年1月の電気代の高騰は、異常事態でした。

電力自由化になり多くの新電力が電力市場に参入しましたが、寒波と発電のための燃料不足による電気料金の取引価格の異常高騰は想定外です。

「電気代が高いなぁ」「ライフスタイルが変わって電気代が高くなる」と感じるなら、早めに電力会社を見直しましょう。

電力自由化のデメリットは、選べる電力会社とそのプランが増えすぎて決めきれないということがありますが、電力比較サイトを活用すればすぐに選択肢を絞ることができます。

早めに電力会社を乗り換えることで、年間の電気代の節約がしやすくなりますよ。