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「大谷選手がエコノミーでごろ寝」した旅客機、実は日本じゃ激レア!? 山本選手は“ワンランク上席”に

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  • 乗りものニュース
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大谷翔平選手が旅客機のエコノミークラス席で横向きになり、リラックスする様子などをドジャースが公式SNSで公開。実は彼が乗った旅客機は、日本ではレア機に分類されます。

3クラスをもつUAの757

 米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースは2024年4月、公式SNSにて、チームの遠征で大谷翔平選手、山本由伸選手らが乗り込んだチャーター便の機内を公開。体格の大きな大谷選手が、エコノミークラス席で横向きになってリラックスする様子などが話題を呼んでいます。
 
 実は今回、大谷選手らが乗り込んだ旅客機は、日本の航空会社で導入がなく、レア機に分類されるモデルです。

Large 01ユナイテッド航空のボーイング757(松 稔生撮影)。

 公開された機内の様子から判断すると、使用機はユナイテッド航空のボーイング757です。757はユナイテッド航空をはじめ、アメリカの国内線ではまだ一線級の活躍をしていますが、国内線仕様機であることから、通常、日本への飛来はありません。

 757はJAL(日本航空)、ANA(全日空)でも導入されている旅客機「767」の姉妹機的な位置づけで、共通の操縦システムが導入されています。一方757の客室は単通路、767は複通路となっています。

 日本の航空会社で757の導入がなかったのは、発着枠に制限をもつ羽田空港などを抱える日本市場において、757より1便あたりの席数を多くできる767が好まれた――というのが定説です。また、767は日本製パーツの比率が高いことも選ばれた理由に挙げられます。

 その一方、日本の地方路線では、757よりも小型で、ボーイングが757より前に実用化していた単通路機「737」が好んで使用される傾向にありました。

 ユナイテッド航空の757は横2-2列で24席、シートピッチ(前後間隔)96cmのファーストクラス、横3-3列で54席、シートピッチ86~96cmのエコノミープラス、横3-3列で156席、シートピッチ76~78cmのエコノミーという3クラスで構成され、計210席(757-300の場合)です。

 なお、山本由伸選手は、エコノミープラスに搭乗した写真が公開されており、同クラスの特徴である足元の広さが際立つ1枚となっています。

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