「超巨人」が旅客機に乗り込んだらシートベルトはどうすれば? 実は対策あります!
- 乗りものニュース |
旅客機のシートベルトはある程度の長さがありますが、場合によってはそれ以上の腹囲を持つ旅客が乗り込んでくるケースもあります。その場合、どのように対応するのでしょうか。
標準は「腰回り約110cm」
国内のとある航空会社によると、旅客機のシートベルトは、腰回り約110cmまで締めることができるといいます。では、それ以上に腰回りが大きい乗客が乗る場合は、どのように対応するのでしょうか。
国内空港を発着する旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。
この場合、CA(客室乗務員)に頼むと「エクステンションベルト」というアイテムが貸し出され、それで対応するとのこと。「エクステンション」は直訳すると「延長」。「エクステンションベルト」はその名の通り、延長用のベルトで、バックル部分にこれを付けるとベルトの長さを伸ばせます。
国内の大手航空会社で用いられているエクステンションベルトの場合、その長さは約60cm(25インチ)といいます。エクステンションベルトは飛行機のサイズや座席数によって、それぞれ積まれる量が異なるそうです。教えてくれた航空会社では、もっとも胴体長が長いボーイング777-300ではおおむね10本、主力機のひとつであるボーイング787は場合、6本から8本用意されるとのこと。
また、たとえば大きな楽器などを機内に持ち込む際は、このアイテムを使って座席に固定するなど、人間以外に装着するケースも発生するとしています。
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